『Vampire Survivors』開発者、「今の開発に夢中で次回作について考えていない」と明かす。すでに来年末までのアプデ&DLC開発進む
『Vampire Survivors』の開発者らは9月11日、海外掲示板Reddit内のNintendo SwitchコミュニティにてAMA(Ask Me Anything・なんでも聞いて)を実施。さまざまな疑問が投じられるなかで、開発元poncleの次回作に関しても質問された。開発者いわく、「『Vampire Survivors』の開発に夢中なので次回作についてはあまり考えていない」という。
『Vampire Survivors』は、ローグライク要素のある見下ろし型視点アクションゲームだ。プレイヤーは四方八方から迫り来る多数の敵と戦い、装備やアップグレードを入手しながら、できるだけ長く生き延びることを目指す。「低価格」「手軽で夢中になれるゲームプレイ」「頻繁なアップデート」などの要素で人気を獲得している作品だ。
本作は8月17日に、ゲームエンジンがUnityに完全移行(関連記事)。あわせてローカル協力プレイモードを追加する無料アップデートが配信されたほか、Nintendo Switch版が発売された。今回、Nintendo Switch版発売に際してReddit上で開発者によるAMAが実施。スタッフらがユーザーらの質問に返答している。そのなかでは本作に関する今後の展望のほか、poncleの次回作に関しても言及された
次回作について尋ねるユーザーに返答したのはponcle_guruこと、リードQA(Quality Assurance・品質保証)を担当するMathew Gurunlian氏。同氏によると、開発チームは現在『Vampire Survivors』の開発に集中しており次回作についてはあまり考えていないそうだ。ちなみに同氏個人としては『バンジョーとカズーイの大冒険』シリーズの大ファンだそうで、いつかそうした作品に携わりたいと述べている。
またスレッド内では本作の今後についても明かされている。本作の生みの親Luca Galante氏によると、本作には今後も新規コンテンツが大量に(a lot)用意されているとのこと。すでに2024年末までの無料のコンテンツアップデートとDLCに向けた要素が開発されているという。またこれからも開発にやりがいを感じ、かつ需要があるかぎりは継続的にコンテンツをリリースし続けるそうだ。さらに本作に向けては、すべてのプラットフォーム向けの最適化が取り組まれているほか、Nintendo Switch特化の最適化もおこなわれているとのこと。アップデートではパフォーマンス向上にも期待したい。
本作はSteamにて2021年12月17日に早期アクセス配信開始。当初のロードマップで告知されていた計画をほとんど無視し、予定をオーバーする量の要素が実装されていた。その後2022年10月21日に正式リリースを迎えた後も新たな展開が続けられており、これまで2種類のDLCが発売。先日8月17日にはUnityへのゲームエンジン完全移行や、ローカル協力プレイモードを追加する無料アップデートがおこなわれたかたちだ。そうして本作は配信開始以来、開発元が次回作について考える暇がないほど積極的な開発が続けられてきた様子。今年で3周年を迎える本作に向けては、今後も新たな展開が続けられていくようだ。
『Vampire Survivors』は、PC(Steam)/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo SwitchおよびiOS/Android向けに配信中だ。PC/Xbox Game Pass向けにも提供されている。