フロントウイング(Frontwing)は9月11日、『GINKA』を10月26日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/DMM GAMES/DLsite)。Steamストアページなども公開中となっている。
『GINKA』は、神隠しから帰ってきた少女と夏休みを過ごす、アドベンチャーゲームである。本作の舞台は、おだやかに時間が流れる小さな島「ひめ島」。主人公の青羽流星は、かつてひめ島に住んでいた少年だ。青羽流星には、銀花という幼なじみの少女がいた。しかし銀花は、ある夏祭りの夜に失踪。「神隠し」にあって姿を消してしまっていた。
それから5年後、高校生になった青羽流星は、フェリーに揺られてひめ島へ帰郷する。流星は、淡い期待を抱きながら島を巡るが、銀花は夏祭りの夜からずっと行方知れずのままであった。流星は、失意の中で再び島を離れようとする。しかしそんな流星の前に、幼い姿のままの少女・ギンカが登場。少年の止まっていた時間が再び動き始める。自分の名前さえ忘れてしまった少女・ギンカ。小さな島で起こった神隠しの謎。神隠しから帰ってきた幼なじみと過ごす、おとぎ話のような夏休みが描かれる。
主人公・流星の再会した少女は、5年前に失踪した少女と姿は同じであるものの、自分の名前すら忘れているという。一方で、主人公の名前と彼への恋心は覚えており、無邪気さは当時以上。彼女は「流星のお嫁さんになる」と意気込んでいるのだとか。本作の詳細なシステムは不明であるものの、ジャンルはADVと称されている。本作では、主人公が謎の少女ギンカと過ごす、夏の物語が繰り広げられるのだろう。また本作では、少女ギンカの声を声優の長谷川育美さんが担当している。
制作スタッフとしては、企画/シナリオを紺野アスタ氏が担当している。紺野アスタ氏は、美少女ゲーム『この大空に、翼をひろげて』や『グリザイア クロノスリベリオン』などに携わってきたシナリオライター。同氏が企画・シナリオを担当した『ATRI My Dear Moments』のSteamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で1万2402件中98%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得している。
本作『GINKA』においては、『ATRI My Dear Moments』にも携わっていたゆさの氏が、原画/キャラクターデザインを担当。両氏とフロントウィングのスタッフによって制作されているそうだ。感動的な物語に期待したい。
『GINKA』は、はPC(Steam/DMM GAMES/DLsite)向けに10月26日発売予定だ。また本作は一般向けには9月23日より開催される「東京ゲームショウ2023」に出展予定。ブシロードブース内にて、ギンカたちによるひめ島からのコメント動画が公開されるそうだ。