パーティー構築ローグライク『ビビッドワールド』発表、2024年発売へ。『ビビッドナイト』の良さを引き継ぐオートバトラー
アソビズムは9月11日、『ビビッドワールド(Vivid World)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年頃リリース予定。発表にあわせて、Steamストアページが公開されている。
『ビビッドワールド』は、パーティー構築型ローグライクゲームである。前作にあたる『ビビッドナイト』は、アソビズムが開発しSteam版が2021年にリリースされた、パーティー構築型ローグライクだ。同作において主人公のアメリは、プレイする度にランダムに変化するダンジョン内を探索。宝石になったキャラクターを集めてパーティーを構築し、迷宮の踏破を目指す。
宝石のユニットたちには、攻撃力や防御力といったパラメータに加えて、「シンボル」が設定されている。シンボルとは、同じシンボルを一定数集めると、シンボルアビリティによりパーティーが強化される仕組みだ。同じシンボルをもったキャラクターをパーティーに編成するなど、シンボルを一定数集めると各シンボルごとのバフが発動。味方全体への治癒効果や攻撃の強化など、シンボルを集めて強力なシンボルアビリティを発動させることで、ダンジョンを攻略していくわけだ。システム面では、ユニットはバトル中自動的に行動。同じキャラクターを3体集めると可能ユニットのアップグレードや、ダンジョン探索に関わるマナ、アメリの使用するジェムといった要素も交えつつ、オートバトラー風の悩ましいゲームプレイが展開されていた。
本作『ビビッドワールド』は、そんな『ビビッドナイト』の意思を継いだ、オートバトラー形式のパーティー構築型ローグライクである。本作において主人公は、宝石になってしまったキャラクターを集めて組み合わせるむことで、パーティーを強化。ジェムで戦闘をサポートしながら、構築したパーティーで魔界に隠された謎とダンジョン踏破に挑むという。ゲームプレイの詳細については不明ながら、公開されたスクリーンショット内には、シンボルの設定されたキャラクターのパラメータ画面が確認できる。本作においても、シンボルアビリティの発動により、パーティーを強化していくのだろう。
また本作では新要素も登場している。具体的にはスクリーンショット内では、オーブというユニットの装備品らしき仕組みが存在。「ぜんたいのオーブ」では、スキルの効果対象が全体化する。またボトル作成/フレグランス作成/パフューム作成というシステムも存在。宝石になったキャラクターたちと絆を深め、真の力を解放していくと、彼らの正体や秘密も明かせるかもしれないという。
本作を手がけているアソビズムは、国内のゲーム開発会社だ。同社の作品としては、同社が開発・運営を務める『城とドラゴン』『ドラゴンポーカー』がスマートフォン向けに配信されている。また買い切りの作品としては、2021年に『ビビッドナイト』をSteam向けにリリース。記事執筆時点でSteamのユーザーレビューでは、1459件中90%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。プレイヤーからは可愛らしいグラフィックや、オートバトラーのエッセンスを用いたランダム性と向き合うゲームプレイが評価されているようだ。なお同作は、PC(Steam)に加えてNintendo Switch/iOS/Android版も発売されている。
本作『ビビッドワールド』では、『ビビッドナイト』でディレクターを務めたトオルナカムラ氏が、引き続き企画およびディレクションを担当している。プレスリリースによると、本作では良さを引き継ぎつつ新要素を追加。さらに快適性もアップしているとのこと。前作の良さを継承しつつ、新要素とともに快適に進化したオートバトラー風のゲームプレイに期待したい。
『ビビッドワールド』は、PC(Steam)向けに2024年頃リリース予定だ。また『ビビッドワールド』発表を記念して、『ビビッドナイト』のNintendo Switch/PC(Steam)版ではセールが実施。9月11日13時から9月25日13時までの期間、初の40%オフで『ビビッドナイト』が購入できるそうだ。