海底都市開発シム『ヘレの海底都市計画 ~箱庭に空気を植えるSLG~』Steamストアページ公開。“空気”が大事な海中の町づくり&深海調査
ゲーム制作サークルGameProjectNandTは9月8日、『ヘレの海底都市計画 ~箱庭に空気を植えるSLG~』のSteamストアページを公開した。同作は2023年秋リリース予定。ストアページではスクリーンショットなども公開されている。
『ヘレの海底都市計画 ~箱庭に空気を植えるSLG~』は、空気を確保して海底都市を再建する、海底街づくりシミュレーションゲームである。本作の舞台は、海中に都市が存在する世界。ガーデンと呼ばれる海底の街では、多くの住民が平穏に暮らしていた。しかしある時、統治・管理責任者である久治良ヨナが失踪。150年ごとに街を更地から作り直す神事「遷宮」の影響もあり、住民たちがほかの海中都市へ流出してしまう。すべてがなくなった海底の街では、1人の少女が街の活気を取り戻すため奮闘していた。
本作でプレイヤーは、少女「鯨津見(ときつみ)ヘレ」と共に、街の復興を目指していく。主人公のヘレ以外に、30種類以上のキャラクターが登場。ドット絵によって、街を復興していく様子が描かれるようだ。
ヘレとプレイヤーは、土地に空気を送って育てながら、施設を建てて街を発展させる。広大な海底が舞台の本作では、街づくりにおいて空気の確保が重要になる。GameProjectNandTのX(旧Twitter)アカウントによると、本作では土地のエアー供給が足りなくなると、施設が生産不能に陥るようだ。そこで本作では、「エアー」という資源によって土地を成長させる。「ミラの花」という施設が空気を生み出し、周囲にエアーを送る効果をもっているほか、保持しているエアーを土地へ直接注入することも可能。空気をしっかり確保して、資金を稼ぐ商業施設や資源を生み出す生産施設などを効率的に稼働させるのだろう。
またヘレとプレイヤーは、街づくりと並行して広い海の調査も進める。探索では潜水艇に乗り込み、海域の最深部を目指す。潜水艇の武装強化などにより、巨大ザメといった敵を撃退。探索を進めていくと、建築レシピやアイテムなどが獲得できるようだ。そのほか要素としては、本作では誰でも気軽に遊べるEASYから、ジャンルに慣れたプレイヤー向けのHARDまで、3段階の難易度が搭載。大きなカニが上に鎮座する缶詰工場など、50種類以上の建築物も登場するようだ。
本作を手がけているのは、ゲーム制作サークルのGameProjectNandTだ。過去作としては、2022年9月にSteamにて『エマの武器屋さん』をリリース。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で66件中45%の好評で「賛否両論」ステータスとなっている。同作はリリース当初シンプルかつボリュームの乏しい内容が課題として指摘されていた。一方で同サークルは2023年2月頃に、本編規模と謳う大型アップデートを配信。アップデート後はアイテム数や錬成パターンが約2倍になっているほか、追加シナリオなども登場しているそうだ。
本作『ヘレの海底都市計画 ~箱庭に空気を植えるSLG~』は、そんな同サークルによる新作となる。本作においては、街づくりの舞台となるマップが広大になっているなど、やりごたえを意識して設計されているという。また本作では、イラスト/映像などを手がけるクリエイターの逢編いあむ氏が、主人公ヘレのキャラクターデザインなどを担当している。
『ヘレの海底都市計画 ~箱庭に空気を植えるSLG~』は、PC(Steam)向けにリリース予定。サークルのGameProjectNandTのプロフィール欄によれば、10月6日12時に配信予定であるようだ。