『スターフィールド』では、なんとトイレットペーパーの向きが変えられる。表向き派も裏向き派も安心
Bethesda Game Studiosが手がける『Starfield(スターフィールド)』にて、特定の部屋においてトイレットペーパーの向きが変えられるようだ。ReddiユーザーBliss Hughes氏は9月4日、「You can flip the toilet paper」と題したスレッドを投稿。一部トイレではインタラクトすることで、トイレットペーパーの表向きと裏向きを切り替えられることを紹介した。
『スターフィールド』は、『The Elder Scrolls』シリーズや『Fallout』シリーズの開発で知られるBethesda Game Studiosが手がけるRPGだ。人類が太陽系外惑星に進出している2330年を舞台に、プレイヤーは広大な宇宙を飛び回ることとなる。
Bethesda Game Studiosのオープンワールドゲームにおけるトイレットペーパーの歴史としては、『Fallout 4』にて注目を集めた。実は『Fallout 4』では、トイレットペーパーはすべて裏向きだったのだ。壁の方向に端が垂れ下がるトイレットペーパーに、違和感を覚えるプレイヤーも少なくなかったのだろう。有志が作成したトイレットペーパーの向きを変更するModは多くの共感を呼んだ(関連記事)。
そもそもトイレットペーパーの向きに表も裏もあるのだろうか。表向きがメジャーな日本ではピンと来ない方もいるかもしれない。表向きは、紙を上から引くように取り付ける方式だ。反対に裏向きとは、トイレットペーパーを下から回し取るようにホルダーに取り付ける方式である。
日本ではほとんどのトイレで表向きに紙が設置されているが、実は海外では、この向きについて多くの議論が交わされている。というのも、日本のトイレットペーパーホルダーは上蓋がついているものが大半だが、海外には蓋がないものが多いのだ。米トイレットペーパーメーカーのCottonelleも、自社サイトにて表向き・裏向きのメリットについて述べたコラムを掲載している。トイレットペーパーの向きというのは、それほどまでにメジャーな議題なのである。
ちなみに、Cottonelleの調査によると、およそ70%のユーザーは「表向き」派であるようだ。そんな多数派の意見を受けてか、『Fallout 76』のトイレットペーパーは、一般ロケーションにあるトイレも、プレイヤーの拠点であるC.A.M.P.に設置できるトイレ家具も、表向きのものが多くなった。裏向きのトイレットペーパーに違和感をおぼえていた人々にとっては吉報だったといえるだろう。しかし、逆に裏向き派の人々にとっては物足りないトイレとなってしまったのかもしれない。
そして満を持して『スターフィールド』では、一部のトイレットペーパーは向きを変えられるようになった。表向き派のプレイヤーも、裏向き派のプレイヤーも、好きな方を選べるのである。
トイレットペーパーの向きが選べるのは、主人公の私室のあるロッジや宇宙船「アイ」の左通路奥のトイレなど、一部のトイレに限られている。なお、向きを変えられないトイレットペーパーについては表向きのものも裏向きのものも見受けられる。宇宙規模で見ても、表向き派と裏向き派は混在しているようだ。
トイレットペーパーにインタラクトし、表向きと裏向きが切り替え可能となったことで新たな没入感を演出している『スターフィールド』。PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに発売中だ。Xbox/PC Game Pass向けに提供している。リリース開始の本日よりゲームを楽しむ方もいることだろう。宇宙を旅するなか、ときにはトイレットペーパーの向きにも興味を向けていただけると幸いだ。