メタホラー・スローライフシム『Bem Feito』発表。小惑星でのほのぼの生活が不気味にゆがむ

デベロッパーのoiCabieおよびQUByte Interactiveは9月5日、『Bem Feito』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS4/PS5/Nintendo Switch/Nintendo eShop/Xbox One/Xbox Series X|Sとされている。

デベロッパーのoiCabieおよびQUByte Interactiveは9月5日、『Bem Feito』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS4/PS5/Nintendo Switch/Nintendo eShop/Xbox One/Xbox Series X|Sとされている。発売時期は未定。

『Bem Feito』は、ライフシムゲームと謳われる作品だ。本作の舞台となるのは、小さな惑星B-613。プレイヤーはそこに住まう少年Reginaldoの生活を追いかけていくことになる。プレイヤーは彼を通じて、さまざまなおつかいをこなしたり、B-613の景観を楽しんだり、釣り・料理・栽培などに精を出したりできるという。また、人々との交流要素もあるようだ。


本作は、1999年に携帯機JOGAROTO向けに発売された同名作品の現代移植版だという。JOGAROTOは、MEGASOFTなる会社によって開発されたゲーム機とのこと。デザインとしては、任天堂のゲームボーイ カラーに酷似した携帯機だったようだ。なおこのJOGAROTOが実在した様子は筆者の観測範囲内では見つけられなかった。ここでいうMEGASOFTについても架空の企業と考えられる。

本作は、このJOGAROTO向け『Bem Feito』をGarotron OSなるエミュレーターを通じてプレイ可能にしたとされている。そしてGarotron OSには『Bem Feito』を“安全”に遊ぶための機能とマニュアルが含まれており、MEGASOFTの開発したmegaNETによるメールシステムも搭載しているという。とはいえ、こうした説明も、設定上の話かもしれない。

本作トレイラーでは、グリッチめいた表現とともにReginaldoが画面の向こうからこちらを不気味に見つめるシーンもあった。MEGASOFTなる企業とJOGAROTOにまつわる記述も謎めいた部分が散見され、現実に侵食するようなホラー表現が示唆されている。冒頭で述べた対応プラットフォームについても、Steamを除いては演出の一環という可能性もありそうだ。


本作を手がけるoiCabieは、ソロ開発者のようだ。本作『Bem Feito』については、itch.io向けに2020年に同名作品がリリースされており、今回新たにSteam向けに展開されるかたち。2020年版の『Bem Feito』については、ホラー表現を評価するユーザーコメントが作品ページにて散見される。なお、同作は現在「Legacy Edition」と銘打たれているため、今後リリースされるSteam版では内容に変化も盛り込まれそうだ。

『Bem Feito』はPC(Steam)向けにリリース予定。またトレイラーなどでは、PS4/PS5/Nintendo Switch/Nintendo eShop/Xbox One/Xbox Series X|S向けにも対応予定とされている。

Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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