新機軸メトロイドヴァニア『Venture to the Vile』物語概要映像公開。怪物に取り込まれたはずが、怪物の一部を取り込んでいた

 

アニプレックスは9月1日、『Venture to the Vile』のストーリートレイラーを公開した。物語のあらすじをうかがいしれる内容となっている。


『Venture to the Vile』は、探索型アクションゲームだ。いわゆるメトロイドヴァニアジャンルにあたる。開発はカナダに拠点を置くインディーゲームスタジオのCut to Bitsが手がけている。舞台となるのは、ファンタジー世界。ヴァイルと呼ばれる存在が、人や物を醜悪へと誘っており、世界は混沌としていた。主人公は親友エラを助けるため立ちはだかる。これまであらすじは簡易的に紹介されていたが、このたびストーリー導入の詳細が公開されている。以下、そのまま記載:

事の発端は主人公が親友のエラと森を探索していた時だった。恐ろしい音が森から聞こえ、二人は一目散に逃げようとしたが、突然足元が崩れ主人公は洞窟へと転落、意識を失った。

目覚めると、そこにはすさまじい怪物(モンスター)が主人公の腕を掴んでいた。掴まれて黒く変化した腕を見て必死に振り払い、命からがら脱出した。

街へ戻った主人公は、ドクター・クロウの元に行き、街が「ヴァイル」という正体不明の何かに汚染されていると知る。

ドクター・クロウは主人公を観察し、怪物に吸収されることなく、逆に怪物の一部を吸収する事を伝えた。それによって、主人公は黒く変化した腕を凶悪な爪へと変身させることが出来る不思議な能力を手に入れる。

ドクター・クロウは「ヴァイル」の治療法を見つける研究をすすめる為、「ヴァイル」の発生源を調査するよう主人公に依頼する。

そうして、行方不明になった街の人の話、伝説や忘れられた土地の物語などを辿りながら、主人公は大切な親友のエラを探す冒険の旅に出かけた。

つまるところ、主人公は怪物に襲われたはずが、怪物の一部を吸収し強力な力を得たようだ。その力を使ってヴァイルの調査を進めるようである。

なお、本作においては、横軸だけでなく奥行きを用いた2.5Dのマップが展開。さらにオープンワールドなエッセンスを取り込んだり、多彩なクエストを盛り込んだりと、生命感のある、これまでにはなかったメトロイドヴァニアを実現しているという(関連記事)。今後はそうしたゲームプレイ部分の情報も公開されていきそうだ。

『Venture to the Vile』は、PC(Steam)・他プラットフォーム向けに開発中である。