「Apex Pro」シリーズのゲーミングキーボード、最新アプデで“放すと即入力オフ”の新機能実装。正確操作&素早い連打入力を実現

SteelSeriesは8月30日、ゲーミングキーボード「Apex Pro」シリーズに向けてファームウェアアップデートを実施した。新たにRapid Trigger機能が実装されたほか、アクチュエーションポイントの調整範囲が拡大している。

ゲーム周辺機器メーカーSteelSeriesは8月30日、ゲーミングキーボード「Apex Pro」シリーズに向けてファームウェアアップデートを実施した。本アップデートによりRapid Trigger機能が実装されたほか、アクチュエーションポイント(キーストロークの作動距離)の調整範囲が拡大している。


Apex ProシリーズはSteelSeriesが手がけるゲーミングキーボードだ。本製品では、素早い無接触キーストローク作動を実現する最先端の磁気センサーであるオムニポイント2.0 アジャスタブルスイッチを採用。従来のメカニカルキーボードに比べて11倍速く反応すると謳われている。またアクチュエーションポイントを約0.1mm単位で調整できる点も特徴だ。そのほか1つのキーに2つのアクションをプログラムできる2-in-1アクションキー機能が用意されており、たとえばキーを軽く押したときは前に歩き、同じキーを深く押すと走るといった設定が可能だ。

今回のファームウェアアップデートはApex Proシリーズの全製品を対象に実施される。アップデートによりラピッドトリガー(Rapid Trigger)機能が実装されるほか、アクチュエーションポイントの調整範囲が拡大するという。対象となるApex Proシリーズの全製品は以下のとおり:

・Apex Pro
・Apex Pro TKL(2023年モデル、及びそれ以前のモデル)
・Apex Pro TKL Wireless
・Apex Pro Mini
・Apex Pro Mini Wireless

ファームウェアアップデートにより新たに実装されるラピッドトリガー機能は、キーを押し込んだ状態からどこまで戻すとキーの入力が切れるかを決める「リリースポイント」を変更できる機能になるという。本シリーズのキーボードでは通常、押し込んだ状態から一定のリリースポイントを通過するとキーの入力が解除される仕様であった。一方で新たに実装されるラピッドトリガー機能をオンにすることで、押し込んだ状態からキーが浮かび上がったタイミングで即入力がオフになるそうだ。これによりゲーム内でキャラクターをより正確にコントロールしやすく、素早くキーを連打することが可能になるとアピールされている。

またアップデートではアクチュエーションポイントの設定範囲も拡大。現在0.2mmから0.38mmの範囲で可能な設定が、0.1mmから4.0mmに拡大されるそうだ。さらに自分好みの操作感にカスタマイズできることだろう。


なお今回のApex Proシリーズ向けファームウェアアップデートは先日8月23日より先行リリースされており、このたび正式実装となったかたち。素早い反応速度や細かくアクチュエーションポイントを設定可能な本シリーズの持ち味を、さらに伸ばすようなアップデートになりそうだ。

「Apex Pro」シリーズはSteelSeries公式サイトや各小売店などで販売中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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