CD PROJEKT REDは8月23日、『サイバーパンク2077』の拡張パック「仮初めの自由」および無料アップデート2.0における追加要素について新情報を公開した。一部機能は拡張パックを購入しなくてもゲーム内に導入されるという。
『サイバーパンク2077』の大型拡張パック「仮初めの自由」では、壁で外部と隔絶された危険地帯ドッグタウンが登場。主人公Vに新たな任務が託され、“新合衆国大統領”を救出することになるという。忠誠心と陰謀が絡み合うスパイ・スリラーをテーマにした物語が展開されるそうだ。誰を信用し、誰を味方につけるのか。プレイヤーの選択が物語を左右するのだろう。
今回、拡張パックおよび無料アップデート2.0にて追加予定の要素について新情報がお披露目された。まず「仮初めの自由」では新たにRELICパークツリーが追加される。トレイラーを見るに、同ツリーには9種類のパークが確認可能。「ランチャー性能オーバーライド」「空間マッピング」「リミッター解除」の3種類についてはトレイラー内でその性能の一端をうかがい知ることができる。そのほか映像では新武器や新車両も確認可能。サイバーウェアのリワークもおこなわれるという。
また既存のパークについてもリワークが実施予定。ブレードでの新たなフィニッシャーを習得できると見られる「フィニッシャー:ブレードランナー」、銃弾を弾き返せる能力となりそうな「バレットカウンター」、その名の通り空中で高速移動可能な様子の「空中ダッシュ」など特徴的な新パークが複数紹介。中でも「フィニッシャー:巨人の進行」は、倒した敵を抱えて別の敵に投げ飛ばす豪快な技となるようだ。
さらに警察システムも刷新される見込みで、警察(NCPD)のAIが改善されるという。トレイラーを見るに、車両で道路を封鎖したり、車両をぶつけて道路からプレイヤーを弾き出そうとしたりと、“本気”でプレイヤーを取り締まる挙動を見せる様子だ。
また車上戦闘にも新たな要素が追加されるという。トレイラーには、運転中にクイックハックで敵の車両を爆破したり、車両に装備されたロケットランチャーや機関銃を放って警察を蹴散らしたりするシーンが見られる。新車両が備えていると見られる武装も含めて、車上での戦闘要素が拡張されるかたちかもしれない。
なお公式発表によると既存パークのリワーク、警察システムの刷新、車上戦闘といった今回のトレイラーで発表された一部の要素は、PC/PS5/Xbox Series X|S向けの無料アップデート2.0の要素として配信予定とのこと。拡張パック「仮初めの自由」を導入しなくても楽しめるようだ。
ちなみに「仮初めの自由」および無料アップデート2.0実装に際して、本作PC版の必要動作環境が更新される(関連記事)。各グラフィック設定に必要な環境の目安が気になる人は、配信前に公式サイトを確認しておくといいだろう。
『サイバーパンク2077』の大型拡張パック「仮初めの自由」はPC/PS5/Xbox Series X|S向けに9月26日発売予定だ。同プラットフォーム向けの無料アップデート2.0も同日配信となる見込み。