ゲームデザイン変転SFミステリー『EDEN.schemata();』2024年発売へ。容疑者のアンドロイドと謎を追う、閉ざされた研究室の事件

 

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは8月20日、『EDEN.schemata();』のグローバルパブリッシングを担当すると発表した。本作はPC(Steam)向けに2024年リリース予定。パブリッシングの発表にあわせて、新しいトレイラーも公開されている。なお本情報は「PLAYISM Game Show 2023.8.20」内で発表されたものだ。

『EDEN.schemata();』は、ゲームプレイを繰り返し閉ざされた研究室内で事件の謎を解明する、SFミステリーADVである。本作の舞台は、「博士」と呼ばれる首なし死体が存在する、閉ざされた研究室内の中。主人公は、記憶喪失の人物だ。ある時主人公が目を覚ますと、アンドロイドのイヴが首なし死体の前に佇んでいた。自分が殺したかもしれないというイヴ。なぜか女児口調の統合法規インターフェース・ケル。記憶喪失の信頼できない主人公。プレイヤーは閉ざされた研究室の中で、事件の真相を解き明かすことになる。謎めいた事件と推理が繰り広げられていく。


主人公は、博士殺害の最大の容疑者であるイヴと共に、研究室の中を調査する。ゲーム序盤の本作は、キーワードを使ったポイント&クリック風の探索型ADVとされている。プレイヤーは、画面内の気になる箇所をクリック。周辺の調査によって、手がかりを集めていくようだ。さらに本作にはキーワードを使ったシステムも存在している。動画内では、セリフによる問いかけに対してキーワードで応えることで、会話を進めている。本作ではゲーム序盤、画面内の探索とキーワードによる会話によって、状況を確認していくのだろう。

また本作では、ゲームの進行に応じてUIやゲームデザインが変化するという。詳細については不明ながら、トレイラー内では事件の流れを時系列順に整理しているシーンや、謎のパネルが並んだ画面、論戦が繰り広げられているような画面も確認できる。プレスリリースによると、本作ではゲームデザインが変化し、ゲーム全編を通して新鮮な感覚のトリックが体験できるとのこと。要素としては、本作にはマルチエンディングが採用。ゲームプレイを繰り返す中で新たな事実が明らかとなり、物語も分岐していくようだ。そのほか本作では、演出にアニメーションを採用。手描きのアニメーションによるイヴの動きなども本作の特徴だろう。


本作のシナリオは、推理小説家の円居挽氏が手がけている。同氏は、「丸太町ルヴォワール 」を含むル・ヴォワールシリーズや、『Fate/Grand Order』のイベント「虚月館殺人事件」「惑う鳴鳳荘の考察」のシナリオを執筆してきた。本作『EDEN.schemata();』発表時のコメントによると、本作では同氏による多重解決とはまた違った、ゲームにしかできない謎解き体験が描かれるという。

また開発は『幻走スカイドリフト』『アリス・エスケイプト!』などを手がけてきたilluCalab.の EIKI`氏。キャラクターアニメーションをアニメーターのゆたろう氏。サウンドをRD氏が担当。『NEEDY Girl Overdose』などに携わってきたワイソーシリアスのレーベルWSS playgroundがプロデュースや開発などを手がけている。

EDEN.schemata();』は、PC(Steam)向けに2024年リリース予定だ。また本作はドイツで8月23日から開催される「gamescom」およびアメリカで9月1日から開催される「PAX West」に参加予定。両イベントではプレイアブルデモが出展予定となっており、試遊者にはオリジナルキーボルダーがプレゼントされるそうだ。