ローグライクステルスゲーム『Dataminers』発表。『マインスイーパ』風地雷だらけの厳重警備タワーに潜入&ハッキング

Application Systems Heidelbergは8月17日、『Dataminers』を発表した。『マインスイーパ』から着想を得たという、ターン制のローグライク・ステルスストラテジーゲームだ。

パブリッシャーのApplication Systems Heidelbergは8月17日、『Dataminers』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamストアページの表記によると、2024年発売予定だ。


『Dataminers』は『マインスイーパ』から着想を得たという、ターン制のローグライク・ステルスストラテジーゲームだ。プレイヤーはターミナルのハッキングを目指し、厳重なセキュリティのタワーを登っていく。タワーは『マインスイーパ』風の地雷や警備員、カメラやドローンなどで警護されており、潜入には計画的な行動が求められるという。


本作は『マインスイーパ』風パズルをシステムの基礎としているものの、ただのクローンゲームとは違うという。『マインスイーパ』を知っている人もそうでない人も楽しめるように、アイテムやアビリティ、動く敵などを導入することで、戦術的な深みを出しているとのこと。ターミナルには有用な装備品が隠されており、自分で使ってもよいし、ブラックマーケットで売りさばいてもよいという。入手したクレジットを使用して、スキルを習得する要素なども存在するようだ。また、特殊なアビリティをもつデータマイナーを雇うこともできるという。ハッキングで稼いだクレジットでプレイヤーを強化し、より困難な任務に挑むことになるのだろう。こうした要素で複数のミッションにまたがる戦略性を用意し、本作の独自性としている。

ゲームモードは複数存在。すべてのデータマイナーの憧れという「Everything Centre」を目指すRoguelike campaignや、エンドレスに続くInfiniTower、リラックスして遊べるZen modeなど、さまざまなモードが用意されるようだ。また、ほかのプレイヤーと競うweekly leaderboardsとDaily Missionも用意されるとのこと。競争的なプレイから気軽な遊びまで、いろいろな遊び方ができそうだ。


本作を手がけるElectrocosmosはドイツ・ベルリンに拠点を置くインディデベロッパー。Alexander Leps氏を中心に少人数でゲーム開発をおこなっているようだ。過去には、中世ドイツのペスト医師を描いたポイント&クリックアドベンチャー『The Plague Doctor of Wippra』を制作。同作は本稿執筆時点で154件中94%が好評とし「非常に好評」ステータスを獲得している。レビュー内容では、疫病と偏見を描いたストーリーや、パズルの出来、2Dピクセルで描かれた中世ドイツの雰囲気などが好評だ。『Dataminers』では未来的な世界が3Dで描かれており過去作と作風は異なるが、パズル制作や世界観の演出などのノウハウは受け継がれていることだろう。

『Dataminers』はPC(Steam)向けに2024年配信予定だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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