迷惑カラスのいたずら箱庭アクション『カラスのおしごと』お披露目。金品強奪・ダンボール放火・うんち爆撃など、なんでもありの迷惑三昧

インディーデベロッパーのUnbound Creationsは8月17日、『Just Crow Things(カラスのおしごと)』のSteamストアページを公開、本作詳細をお披露目した。ゲーム内は日本語表示に対応している。

インディーデベロッパーのUnbound Creationsは8月17日、『Just Crow Things(カラスのおしごと)』のSteamストアページを公開、本作詳細をお披露目した。公式サイトによると対応プラットフォームは、PC(Steam)/Nintendo Switch/PlayStation/Xboxを予定。ゲーム内は日本語表示に対応している。


『カラスのおしごと』は、サンドボックス型アクションアドベンチャーゲームだ。プレイヤーはカラスとなり、イカしたカラスが属す「イカすカラス団」に加入することを目的とする。入団には、動物仲間たちを助けることで上昇する「カリスマ性」ならぬ「カラスマ性」が必要になるようだ。本作では10個のステージが用意されており、それぞれにプレイヤーの助けを必要とする動物たちがいるようだ。

本作においてはステージ内のさまざまな道具やオブジェクトに触れることが可能となっている。またステージ内に存在する住民から金品を強奪したり、住民の頭にアイテムを落としたりする迷惑行為もできるようだ。なおUnbound Creationsの公式X(旧Twitter)アカウントでは、使用可能アイテムのひとつ「ガスバーナー」使用例の一部が公開されている。積み上げられたダンボールを燃やすなど、人間が困るすがたを横目にやりたい放題の様子が確認できる。

なお『カラスのおしごと』のSteamストアページで大々的に発表されている要素のひとつが「うんちモード」だ。本作においてプレイヤーは人間に迷惑をかけ続けるカラス。そのため、人間の頭上で排泄物爆撃をするのは当たり前のことなのだろう。ストアページ曰く「食事を摂ると、新たなうんちモードを獲得」できるとのこと、どのようなアップグレードがあるのか注目したいところだ。

本作においてはメインとなるタスクのほかにも、サイドタスクが複数用意されているそうだ。またダジャレを探索して「ダジャレ辞典」を完成させたり、レースに興じたりなど、やりこみ要素にも充実しているとのこと。カラスにはコスメティックとして帽子やスカーフなど、複数のカスタマイズが用意されている。


『カラスのおしごと』を手がけるUnbound Creationsは、ワシントン州シアトルを拠点とするインディーデベロッパーだ。同デベロッパーは、過去に『レインパレード:イタズラ雲の冒険!』などを手がけている。同作は、可愛い雲になって雨や雷やそのほかいろいろを降らせ、街に住む住民の1日を台無しにすることを目的とするイタズラゲーム。同作のSteamユーザーレビューは、本稿執筆時点で523件が寄せられており、そのうち97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。見かけは可愛らしいキャラクターが、人々になかなかキツいイタズラをするというゲームプレイが好評を集めているようだ。『カラスのおしごと』の開発とゲームデザインにおいても、そういった“イタズラ魂”が発揮されていることだろう。


『カラスのおしごと』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PlayStation/Xbox向けに配信予定。本稿執筆時点ではSteamストアページのみがアクセス可能となっているが、今後のプラットフォーム展開の続報に期待したい。カラスになってイタズラ魂を爆発させたい人は、ぜひ本作をウィッシュリストに“追加ァー”してみてはいかがだろうか。なおこのダジャレは本作Steamストアページを引用している。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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