LB Game(L版公司)は8月14日、『VPet』を無料で配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は配信後さっそく人気と好評を博しているようだ。
『VPet』はデスクトップアプリだ。本アプリを起動するとデスクトップ上に2Dの少女キャラ「Lolis」が出現。放置していると寝たりしゃがんだり、“こっそり”動き回ったりと複数のアニメーションを見せてくれる。さらにLolisには左クリックなどでインタラクトすることが可能。頭をクリックすると嫌がるそぶりを見せ、体をクリックするとこちらに話しかけてくる。ドラッグ操作で画面内の任意の位置に移動させることも可能だ。
またLolisを右クリックするとメニューが開き、ステータスの確認が可能。LvやEXP(経験値)のほか、Mood(気分)/Hunger(空腹値)/Thirst(喉の渇き)といったパラメータが存在し、それぞれ時間経過などで変動していく。さらにメニューではご飯・飲み物・薬を買ってあげたり、働かせてお金を稼いだりすることができる。デスクトップアプリとして放置するだけでなく、さまざまな育成要素が用意されているわけだ。
また本作はChatGPTのAPIによるチャット機能も利用可能とされている。設定(Setting)にて有効化可能で、開発者が提供するAPIを利用するオプションと、自前のAPIを利用するオプションが用意されている。
本作はSteamユーザーレビューには本稿執筆時点で366件が寄せられ、うち96%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。可愛らしいキャラが複数のアニメーションで活き活きと動く点のほか、育成要素によりペットアプリとしても評価を受けているようだ。同時接続プレイヤー数も右肩上がりの好調を見せており、本稿執筆時点で最大2万5157人を記録している(SteamDB)。
本作を手がけるのは中国・深セン市に拠点を置くLB Game(L版公司)。本作のLolisは、同社が2024年4月29日の早期アクセス配信開始を予定している『VUP-Simulator』における主人公だという。『VPet』は同作およびその主人公を宣伝する目的で無料リリースされたそうだ。ちなみに『VUP-Simulator』においてもデスクトップ上で動作するプログラムが盛り込まれるそうで、『VPet』はそのスタンドアロン版となるそうだ。『VPet』が気に入った方は、『VUP-Simulator』についてもチェックしておくといいだろう。
『VPet』はPC(Steam)向けに無料で配信中だ。