和風折り紙冒険ゲーム『Origami Lovers』正式発表、10月20日配信へ。鶴やヤギに変身し、ダンボール製の孤島を巡る

Lone Flower Gamesは8月14日、『Origami Lovers』を正式発表した。紙でできた人型を操作して行方不明の友人を探す、三人称視点のアドベンチャーゲームだ。

インディーデベロッパーのLone Flower Gamesは8月14日、『Origami Lovers』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、10月20日に配信開始予定だ。ストアページによると、ゲーム内音声とインターフェイスは日本語に対応している。

https://www.youtube.com/watch?v=wq7VFea6uYc


『Origami Lovers』は、三人称視点のアドベンチャーゲームだ。本作においてプレイヤーは、ペラペラの紙でできた人型を操作。行方をくらませた友人を探すため、ダンボールで作られた孤島を探索することになる。ダンボールでできた孤島にはいくつもの障害が存在し、プレイヤーの行く手を阻むこととなる。そういった難所を乗り越えるため、プレイヤーは特定の場所で自身の身体を鶴やヤギのかたちに変化させることが可能。鶴に変化すると一定の飛行能力を、ヤギに変化すると突進能力を得ることができる。

Steamストアページによると、本作のボリュームはおよそ30分と想定されており比較的に短い内容となっている。しかし始まりと終わりまでのルートが確立されているわけではなく、目的地へのルートはいくつか存在するとのこと。また通常のゲームモードのほかにも、マップ上に隠された「王冠」を集めるといった探索要素や、目的地到達へのスピードを競う「スピードランモード」も存在するとのこと。新たなルートを開拓しタイムを競ったり、王冠を探索したりといったリプレイ性やクリア後のやりこみ要素も用意されているようだ。


『Origami Lovers』を手がけるLone Flower Gamesはドイツのケルンを拠点とするインディーゲームデベロッパーだ。本作は同デベロッパーがSteamにて配信する初のゲームとなる。なお同デベロッパーは過去にitch.ioを通して『Wooly Bloom』や『Pagotopia』などのゲームを開発・公開している。どちらもゲームシステムは本作とは違っていながらも、ゆったりとした心落ち着く世界観が印象的だ。こういった持ち味は『Origami Lovers』にも継承されているかもしれない。

なお『Origami Lovers』のitch.ioページによると、本作の難易度設定やスピードラン要素は『ALTF4』からの影響を受けていることが示唆されている。またゲームプレイや微ジュアルには、『スーパーマリオ オデッセイ』や『リトルビッグプラネット』シリーズに似た要素があるという。itch.ioではデモ版が公開中なので、興味のある人はプレイしてみるといいだろう。


『Origami Lovers』は、PC(Steam)向けに10月22日配信予定だ。ダンボールの世界で折り紙として飛び回ってみたい人は、ぜひ本作をウィッシュリストに加えてみてはどうだろうか。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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