TYPE-MOON奈須きのこ氏が喘息による療養と病状を報告。現在は「元気です!」といえる容態に

 

国内のPCソフトメーカー「TYPE-MOON」の奈須きのこ氏は8月11日、同氏が運営するブログ「竹箒日記」内にて自身の病状を明らかにした。同氏は2023年1月末より喘息を患っていたとのこと。長く療養生活に入っていたというが、現在は投薬治療により「完治が見えてきた」そうだ。

*『月姫 -A piece of blue glass moon-』の画像


奈須きのこ氏は、美少女ゲームなどを手がけてきた国内のブランド「TYPE-MOON」所属のシナリオライターおよびクリエイターだ。代表作としては、『月姫』「空の境界」『Fate/stay night』などのノベルゲーム/小説作品が挙げられる。同氏の手がけた作品の多くでは、ある程度共通する世界観や設定が用いられている点も特徴だろう。

近年においては、『Fate/Grand Order(以下、FGO)』にて全体構成や総監督などを担当。同氏が自ら手がけたメインシナリオの1部6章および7章、2部6章および7章、一部イベントストーリーについてはプレイヤー間でも人気の高いシナリオとなっている。またコーエーテクモゲームスより9月28日発売予定の『Fate/Samurai Remnant』にも総監修として参加している。同氏は「Fate」シリーズなどを生み出してきた、第一線で活躍し続けているクリエイターだ。

*8月11日時点の「竹箒日記」のスクリーンショット


そんな奈須きのこ氏による不定期更新の日記「竹箒日記」内にて、同氏が喘息を患っていたことが明らかになった。「竹箒日記」の8月11日の更新によると、奈須きのこ氏は2023年1月末の『FGO』2部7章後半の配信が始まった直後より体を壊し、療養生活に入っていたそうだ。同氏は、最初はただの風邪だと考えていた。しかし、呼吸する度に咳が止まらないなどの症状が出ており、病院へ通うことに。その間、最低限の仕事しかできず、竹箒日記を書く体力もない状態だったという。病院でも最初は原因がわからなかったものの、知人に「良い呼吸器科のお医者さん」を紹介してもらい徐々に病状は回復へ向かう。現在は投薬治療により「完治(同氏による表現)」が見えており、元気だと報告できるに至ったそうだ。7月末に幕初メッセで開催された「Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ~8th Anniversary~ 」にも参加していたといい、確かに病状は回復してきているのだろう。「竹箒日記」内では、奈須きのこ氏の激務具合が度々伝えられてきたが、体調面への気配りも願われるところだ。

なお「竹箒日記」内では、『FGO』で8月11日より開催予定のイベントと関連して、ボス専用BGMが“神アレンジ”であることや、ノクナレアが配布となった裏事情なども明かされている。





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