昼は農業+夜は戦いの二重生活FPS『Midnight Acres』発表。日中に農場を整え、夜はバケモノ討伐

 

パブリッシャーのAppleBomb Gamesと個人デベロッパーのKeaton Applebaum氏は8月8日、『Midnight Acres』を正式発表した。対応プラットフォームは、PC(Steam)で2023年11月に配信開始予定だ。本作は日中と夜間でゲームプレイの変わる一風変わった農場シミュゲームとなっている。


『Midnight Acres』は、農場シミュレーター要素とFPS要素を兼ね備えたゲームだ。プレイヤーは農場を拡張させながら、夜間のモンスター襲撃に備えて拠点や装備をアップグレードし、農場を防衛することを目的とする。本作は昼夜でプレイスタイルが大きく変わり、通常の農場シミュレーターでは味わえない緊迫感や緊張感を与えてくれるそうだ。

本作において日中は、建築や防衛設備の強化などのための素材集めの時間となっているようだ。農作物の栽培や回収に勤しむ。素材を使っては自動機関銃(タレット)などの設置やアップグレードなどが可能とのこと。つまり、タレットを使った「タワーディフェンス」のようなゲームプレイもできるようだ。

夜には穏やかな農場風景が一変。巨大なクモやゴーレムなどの怪物が出現する。プレイヤーは日中で培った装備やタレットなどの設備を用いて、拠点の防衛をおこなうことが目的となっている。Steamストアページの映像から確認されるように、銃火器でのアクションだけでなく、カマやナタなどの近接武器による戦闘も可能となっているようだ。

なお、本作においては探索要素も存在。プレイヤーは敵が蠢く暗い洞窟で宝物や物資を探すこともできるようだ。また、魚釣りといったミニゲームなども確認することができる。すべては一つ一つの夜を乗り越えていくため。プレイヤーが日中での時間をいかに有効的に使うかが生存のカギとなりそうだ。


本作を手がけるインディーデベロッパーのKeaton Applebaum氏は、個人デベロッパーとして活動している。公式デベロッパーページによると、『Midnight Acres』にはUnreal Engine 5を採用。一部の制作タスクはアウトソースしているものの、基本的にはすべてを一人で、いちから作り上げているとのことだ。

またKeaton氏は、過去に『Animalistic』なるゲームを手がけている。こちらは、動物型ヒューマノイド同士によるシューターとなっている。ゴア表現満載の『Animalistic』のSteamユーザーレビューには本稿執筆時点で48件のユーザーレビューが寄せられ、そのうち87%を好評とする「好評」ステータスを獲得している。レビュー数は少ないものの、爽快感のあるFPS表現が評価を集めたかたちだ。『Midnight Acres』の夜間パートのFPS表現にも、前作で培われたノウハウが活かされていくだろう。


『Midnight Acres』は、PC(Steam)向けに2023年11月に配信予定。一風かわった農場FPSを体感してみたいひとは、ぜひ本作をウィッシュリストに加えてみてはいかがだろうか。