『Apex Legends』シーズン18発表会情報まとめ。チャージライフルが“チャージ射撃”に刷新、ディスラプター弾復活やダイブ軌道廃止などいろいろ明かされる


『Apex Legends』 では現地時間8月8日、シーズン18「リザレクション」が開幕する。通例どおりであれば日本時間8月9日の開幕となる見込み。シーズン開幕に先がけて弊誌は、Electronic Artsから同シーズンのメディア向け発表会に招待していただいた。本記事では、武器やランクシステムの変更について取り上げる。レジェンドの変更についてはこちら(関連記事)。


シーズン18では、チャージライフルがリワークされる。シーズン17以前のチャージライフルは短い時間弱い威力のビームを発射し、その後強力な射撃で撃ち終わる銃だった。シーズン18ではこのうち弱い威力のビームが削除されるほか、弾道落下を伴う武器になるという。射撃前に射撃ボタン長押しでチャージをおこない、チャージ時間に応じた威力の射撃をおこなう銃となるそうだ。

これまでと比べ、即時発射される弱いビームによる攻撃が削除されたため、細かく敵の体力を奪う使い方は難しくなるだろう。一方で弾道落下は加わるものの射程距離の長さは健在であり、チャージに応じてダメージが増加。弾薬の消費が2発から1発に減るといった調整もなされるそうだ。チャージ時間が必要な難しさが加わる分、使いこなせれば大きなリターンを得られるような設計となるだろう。


さらにシーズン18では、アタッチメントとしてディスラプター弾が復活する。シーズン3開始時に削除されて以来通常武器には使用不可だったホップアップだが、シーズン18ではほかのアタッチメント同様フィールドで拾うことが可能になる。効果がシールドへのダメージ量増加という点は変わらない一方で、オルタネーターのほかピースキーパーにも装着できるとのことだ。なお、リワークされるレヴナントのアルティメットはシールドとして扱われないため、追加ダメージは与えられないそうだ。

ほかにもいくつかの武器に調整が加えられる予定だ。プラウラーがケアパッケージ専用武器となる。セレクトファイアがプラウラー専用ホップアップとして復活し、フルオート射撃への切り替えも可能になるそうだ。代わりにヘムロックが通常武器に復帰する。ヘムロックは以前通常武器だったころと比較して、ダメージが強化されリコイルが軽減される予定だ。

R-99は弱体化予定。垂直方向のリコイルが大きくなり、マガジンサイズも縮小するとのことだ。加えて、R-99を含むサブマシンガン全体にストレイフ(横移動)速度とヘッドショット倍率の下方修正が入る。一方、マスティフは集弾率が高まる強化が入る予定だ。これらの変更により、SMGよりもショットガンを用いた近距離戦闘が増えるかもしれない。上記以外にも細かい変更が予定されており、詳細はパッチノートに記載されるとのことだ。なおネメシスには現状では調整が予定されていないそうだ。


また以前より発表されていたとおり、シーズン18ではランクシステムにも調整が加えられる。シーズン17では獲得できるLPが多すぎたため、上位ランクに到達することがこれまでのシーズンと比べ容易になりすぎていた(関連記事)。この反省を踏まえ、LPの獲得量が下方修正されるという。ランクの参加コストも調整されるとのことだ。一方で、敵の撃破ボーナスに新たな最低値が設けられ、敵の撃破で獲得できるポイントが増加する機会は増えることになる。敵を撃破してもポイントがほとんどもらえない現象を緩和する狙いだろう。同時に新シーズンでは序盤のリングダメージが増加。リングの外周部分などの安全地帯で隠れ続ける、いわゆるラッティングと呼ばれる戦略が難しくなるそうだ。

加えて、マッチングシステムも修正される。より近い内部レートの敵と、より短時間でマッチングできるよう変更を加えるとのことだ。シーズン18中も引き続きデータを収集し、さらなるアップデートのため議論を進めているという。そのほか高ランク到達の報酬としてもらえていたダイブ軌道が廃止される。これはマッチ開始時に高ランクのダイブ軌道をもつプレイヤーを狙って、集団で近接攻撃を加えるといった、フェアではないプレイへの対応とのこと。そうした状況が、前シーズンのランクマッチで努力した報酬をアピールしたくなくなるような状態だと判断されたそうだ。

新シーズンでのランクマッチではダイブ軌道の代わりに、バナーフレームが高ランク到達者への報酬となるそうだ。なおシーズン18でのランクマッチの報酬となるため、新たな報酬が提供されるのはシーズン19になるという。


『Apex Legends』シーズン18「リザレクション」は日本時間8月9日開幕となる見込みだ。