肉球を濡らさず進むアクションゲーム『Raindrop Sprinters』Nintendo Switch向けに配信開始。雨を避けつつ星集め、肉球の乾きをキープ
メディアスケープの「Play,Doujin!」プロジェクトおよび開発者のShuhei Miyazawa氏は8月3日、『Raindrop Sprinters』を配信開始した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、価格は税込1260円となっている。
『Raindrop Sprinters』は、雨粒の降ってくるステージを濡れないように駆け抜けていく、2Dアクションゲームだ。2020年11月に公開された2Dアクションゲーム『Raindrop』の内容がベースとなっている。同作でプレイヤーは猫の手で表現された主人公を操り、画面左側の安全地帯から画面右側のゴールを目指す。アクションとしては、左右への移動とゲージを消費するスローモーションが存在している。主人公が雨粒に触れるとゲームオーバーになるため、プレイヤーは降ってくる雨粒を避けながらステージを右に進行。何度もゴールに辿り着き、最大レベルの状態で5周することがクリア条件となっている。
要素としては、雨粒は降ってくる前に、ステージ上部に予告が存在。多数の隠し要素も用意されており、隠された何かを見つけるほどスコアとリスクが高まる。シンプルなルールの中で、ゲームクリアやハイスコアを目指すわけだ。
本作『Raindrop Sprinters』は、フリーゲーム『Raindrop』をベースに、新ルールを追加したアッパーバージョンだ。ゲーム内には4つのゲームモードが用意されている。具体的なルールとしては、シンプルに雨を避ける「Standard」に加えて、Customizeではアイテムや障害物を自由に選択。Onrushではスローモーションがたくさん使えるようになっているほか、Maverickでは雨をキャッチすることになるという。機能面では、縦画面モードでのゲームプレイやネットワークランキングに対応。ピクセルパーフェクトモードも搭載されている。『Raindrop』をベースに、新たなルールやオンラインランキングによって、遊びの幅が広がったバージョンとなるのだろう。
本作を手がけているのは、国内の開発者Shuhei Miyazawa(room_909)氏だ。同氏はWebデザイナーとして活動しながら、撮影や記事の執筆、実家の喫茶店などにも携わる人物。ゲーム関連では、NIGORO作品のテスターや『洞窟物語』のサポートなど、国内のインディーゲームに裏方として関わってきたという。また同氏は本作のベースとなった『Raindrop』をitch.ioにてPC/ブラウザ向けに公開している。
『Raindrop Sprinters』は、Nintendo Switch向けに通常価格税込1260円で配信中。Shuhei Miyazawa氏のTwitter(X)アカウントによると、本作の英語版やSteam版のリリースも検討されているようだ。