『Star Wars ジェダイ:サバイバー』、発売から3か月が経ったこのタイミングで”前世代機版”の開発がスタート。珍しいパターン
Electronics Arts(以下、EA)は7月31日、同社の公開する四半期決算短信において『Star Wars ジェダイ:サバイバー』をXbox OneおよびPS4でのリリースに向け現在開発中である旨を明らかにした。
『Star Wars ジェダイ:サバイバー』は映画「スター・ウォーズ」を題材とした3人称視点アクションアドベンチャーゲームだ。前作にあたる『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』から5年後の世界を描いた続編として4月28日にリリースされた。本稿執筆時点での対応プラットフォームはPC/PlayStation 5/Xbox Series X|S となっている。
今回EAより公開された資料によれば、同作開発チームが現在PS4/Xbox Oneでのリリースに向けた開発に着手しているとのこと。これは歴史的IPである「スター・ウォーズ」に対するコミュニティの需要・期待に応えることを目的とした開発のようだ。すなわち、、前世代機を対応プラットフォームへ追加するための新たな開発をおこなっていることを意味している。開発は初期段階とのこと。
マルチプラットフォーム対応タイトルのリリースに際して、次世代機向けに先行してリリースされたのち、それを追うかたちで前世代機でもリリースされる、という一連の流れは『ホグワーツ・レガシー』においても見られた事例だ(関連記事)(関連記事)。同作は結果的にはPS5/Xbox Series X|S/PC向けに2月、PS4/Xbox One向けには5月、Nintendo Switch向けには11月発売される。かなりバラつきがあるほか、一部プラットフォームは延期を重ねている。このことからも世代を跨ぐマルチプラットフォーム対応がいかに困難を伴うものであるかがうかがえる。
これらを踏まえると、今回EAが発表した『Star Wars ジェダイ:サバイバー』のPS4/Xbox Oneでのリリースに向けた開発報告は、一度次世代機向けリリースを終えてから前世代機への対応に着手するという非常に珍しい事例となる。一方で、「スターウォーズ」シリーズのファンとして本作に興味を持ちつつも次世代機移行前の状況にあるユーザーらにとっては、今回の発表は吉報と言えるだろう。なお発売時期など詳細な情報については現時点で不明のため続報に期待したい。
『Star Wars ジェダイ:サバイバー』はPC/PlayStation 5/Xbox Series X|S向けに発売中。