パブリッシャーのアライアンスアーツは8月1日、『大悪役令嬢 ストラテジーオブリリィ』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年発売予定。発表にあわせて、公式サイトなどが公開予定となっている。なお本情報は、情報番組「INDIE Live Expo 2023 Summer Spotlight」内で発表されたものだ。
『大悪役令嬢 ストラテジーオブリリィ』は、処刑されたはずの令嬢が配信を使って帝国と戦う、ターン制ストラテジーゲームだ。本作の舞台は、とある帝国。主人公のスカーレットは、名家の令嬢でありながら自由奔放に振る舞う、男装の麗人だ。ある時スカーレットは、何者かに王殺しの罪を着せられる。スカーレットは無実を主張するが、事件当時王の間にいたのは彼女のみ。そんな状況も手伝ってか、スカーレットはギロチン刑に処され、命を落としたはずだった。
本作でスカーレットは、不思議な力によって処刑前の過去へと戻り、未来を変えるために奮闘する。キャラクターとしては、配信技術をもつ謎の少女リリィなどが登場。インターネットの存在しない世界でなぜか配信技術をもつリリィと共に、帝国軍との戦いへ身を投じていく。
世界でただ一人のストリーマーとなったスカーレットは、情報を操り帝国軍と戦う。帝国軍に対して、スカーレットたちは数では圧倒的に劣っている。そこでスカーレットは、最新鋭の空中戦艦に備わった配信機能によって、情報線を仕掛けていく。バトルシステムの詳細などは不明ながら、空中戦艦から配信をおこなうと、戦場へ情報が届けられるとのこと。扇動や陽動による進軍ルートの確保など、情報によって戦闘をコントロールしていくのだろう。配信者スカーレットの情報を活かした戦いが繰り広げられるわけだ。
また要素としては、自軍ユニットとの個別エピソードが存在。会話によって信頼度が高まると、ユニットの強化や特殊能力獲得といったメリットがあるという。ユニット関連では、戦闘勝利時に捕縛スキルを使用することで、相手を自軍に引き入れる要素もあるそうだ。そのほか、ボクセル表現を用いたグラフィックなども本作の特徴だろう。
本作では、WSS playgroundが企画・プロデュース、プロダクションをワンオアエイトがメインとなり手がけているようだ。WSS playgroundは、『NEEDY GIRL OVERDOSE』や『DRAINUS』などに携わってきた、国内のインディーゲームレーベル。ワンオアエイトは、『LOST EPIC』『EARTH WARS』などをリリースしてきた国内の企業だ。また本作ではキャラクターデザインをイラストレーターのろるあ氏、シナリオを『サクラ革命』『NEEDY GIRL OVERDOSE』などに携わってきた糸魚川鋼二氏が担当。ディレクションをマスクド・D氏、音楽を黄昏フロンティアの作品などに携わってきたあきやまうに氏が手がけている。
『大悪役令嬢 ストラテジーオブリリィ』は、PC(Steam)向けに2024年発売予定だ。