FGO PROJECTは7月30日、『Fate/Grand Order(FGO)』の最新情報を公開した。8周年の10大キャンペーンの一つとして、新たな形式のガチャ「デスティニーオーダー召喚」が開催。事前に選んだ星5サーヴァント9騎の中から、いずれか1騎が確定で召喚される新形式のガチャとなっている。なお本情報は、「Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ~8th Anniversary~」の放送内で発表されたものだ。
『Fate/Grand Order』は、TYPE-MOONおよびFGO PROJECTが制作し、ラセングルが企画・開発・運営をおこなっているスマートフォン向けRPGである。本作の舞台は、2016年を最後に人類が絶滅すると証明された、未来の失われた世界だ。本作でプレイヤーは、人理継続保証機関カルデアに所属する人類最後のマスターとなり、人類史に名を残してきた人物や伝承上の神などをサーヴァントとして召喚。人類の未来を取り戻すため、特異点や異聞帯などを巡る壮大な旅が繰り広げられていく。
今回の発表ではそんな本作において、8周年の10大キャンペーンの一つとして新たな形式の聖晶石召喚「デスティニーオーダー召喚」が開催される。デスティニーオーダー召喚は、有償石を使って1度だけ利用できる、新形式のガチャだ。デスティニーオーダー召喚では、まず召喚対象の星5サーヴァントをクラスごとに合計9騎選択する。召喚を利用すると、選んだ9騎の星5サーヴァントの中から1騎が確定で登場。9騎の中から誰が召喚されるかはランダムであり、有償の聖晶石が30個必要となるものの、欲しいサーヴァントが手に入りやすいチャンスとなるわけだ。
開催期間は7月30日18時から8月9日12時59分まで。9つの枠には、期間限定サーヴァントとストーリー召喚サーヴァントを含む、すべての召喚分類の星5サーヴァントが選択できるという。今回デスティニーオーダー召喚では、8周年にあわせて実装された新サーヴァント「救世主トネリコ(雨の魔女トネリコ 」が選択対象外となるようだ。
これまでの『Fate/Grand Order』の星5サーヴァントの確定入手手段としては、ランダムな星5サーヴァント1騎が確定で手に入る福袋召喚が節目ごとに実施されてきた。近年においては福袋はクラスや実装時期などで細分化されており、狙ったサーヴァントがある程度手に入りやすくなっている。しかし福袋は候補からのランダムとなっており、狙い撃ちは難しい。2022年1月には、いわゆる天井が登場。330回聖晶石召喚を利用すると、ピックアップ対象の星5サーヴァントが必ず手に入るようになったが、天井までには11連召喚30回分の聖晶石900個が必要となる。聖晶石召喚における星5の提供割合が1%(ピックアップ対象の排出率は、今回の救世主トネリコが0.8%など高め)である点や、いわゆるセレクトチケット(対象のキャラクターと交換できる権利)相当の施策がこれまでに実施されていない点も含めて、特定の最高レアリティキャラクターを手に入れるのは俄然難しいといえよう。
今回のキャンペーンでは、新たにデスティニーオーダー召喚が登場。選んだ9機からのランダムではあるものの、新たな形式のガチャによって、狙った星5サーヴァントが手に入りやすい機会が増えたわけだ。そのほか8周年の10大キャンペーンの施策としては、リリース順と男女で分けられた8周年記念福袋召喚や、進捗状況に応じて聖晶石がもらえるエクストラミッションの追加、聖晶石召喚実行時にマナプリズムがボーナスとしてもらえるようになる変更なども発表されている。
『Fate/Grand Order』は、iOS/Android向けに配信中だ。