銃撃ソウルライクTPS『レムナント2』絶好調スタート。犬使い・近接特化など豊富なビルド構築と高いリプレイ性で銃撃バトル

 

Gearbox Publishingは7月26日、『Remnant 2(レムナント2)』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S。本作はSteamにてさっそく「非常に好評」のユーザーレビューステータスを獲得。SteamDBによると同時接続プレイヤー数も好調で、盛況を博している。


『Remnant 2』は、ソウルライクTPS『Remnant: From the Ashes』(以下、Remnant)の続編だ。舞台となるのは恐ろしいクリーチャーが蔓延る終末世界。生き残った人類は“現実”の破壊を阻止するため「未知の深淵(the depths of the unknown)」を探索し、新たな敵や神の如きボスに立ち向かうことになる。遠距離と近接を使い分ける戦闘システムは前作に引き続き健在。また前作と同じくソロプレイまたは最大3人での協力プレイが可能となっている。

本作には複数のアーキタイプ(クラス)が存在。高い銃撃能力を備えたガンスリンガー、近接戦に特化したチャレンジャー、犬を使役する調教師など、多彩な能力をもつアーキタイプが用意されている。アーキタイプは初期に選択できる種類のほか、ゲームの進行でアンロックされるものも存在。アーキタイプごとに特性・パーク・スキルがあり、装備やプレイスタイルにあわせてビルドを構築できる点も本作の持ち味となっている。

前作『Remnant』は自動生成システムを用いたランダムな世界を特徴としており、これは『Remnant 2』においても引き継がれている。前作と比べてランダム要素が増しており、周回プレイごとにステージや敵、ボスなどが異なる高いリプレイ性は本作の特徴のひとつだ。


本作は日本時間7月26日の発売後、Steamの同時接続プレイヤーはすぐさま7万人を突破。ピーク時には8万2742人を記録する好調なスタートを見せている(SteamDB)。前作『Remnant』は2021年12月時点で累計300万本を売り上げていることが明かされていた。人気作の続編ということで、注目度が高かったのだろう。また『Remnant 2』の「Ultimate Edition」には3日間の先行アクセス権が含まれていた。TwitchやYouTube上では発売前からインフルエンサーによる配信・動画投稿もおこなわれており、人気を博していた。先行アクセスによってさらにユーザーの関心を引いていたと見られ、これも快調な船出の一因といえそうだ。

なお本作のSteamユーザーレビューには本稿執筆時点で2600件以上のレビューが寄せられており、うち84%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。持ち味となるランダム性の高さや世界観などが評価を受けているようだ。


また前作における課題点にいくつか変化が見られる点も好評だ。前作においては近接攻撃の存在感が薄い、ボスごとの攻略法の違いが乏しく単調といった課題点が指摘されていた。今作では近接攻撃が強力になり、戦略性が変化。またボスも各種特徴的になり、ギミックが用意されているなど攻略法にも変化が見られる。またアーキタイプシステムも大きく変化。前作ではアーキタイプによる違いが乏しく、序盤の装備などが変化する程度であった。一方今作では先述のように、アーキタイプごとにさまざまな能力の違いが存在。多彩なビルド構築が楽しめるようになっている。

そうした点が評価を受けている傍らで、前作に引き続き大量の雑魚敵を登場させて難易度を上げる場面が見られる点には賛否が分かれている。またPC版は環境によって動作が不安定な例も複数報告されており、最適化不足を課題点として挙げる声も見られる。


人気作の続編となる『Remnant 2』は、前作にて指摘されていた複数の課題点に調整がおこなわれており、前作から正当進化を遂げたといった評価も散見される。同時接続プレイヤー数の面でも好調なスタートを見せており、今後の展開も注目されるところだろう。

なお本作に向けては新たなストーリー要素、クリーチャー、マップ環境などを実装する3種類のDLCが配信予定。3種類すべてのDLCが発売後1年以内に実装される見込みだそうだ。こちらの続報にも期待しておこう。

『Remnant 2』はPC(Steam/Epic Gamesストア)およびPS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。またPS5向けパッケージ版が9月26日より発売予定。各ストアで予約受付中だ。