永遠のファミレスへ迷い込むゲーム『ファミレスを享受せよ』Steam版8月1日発売へ。奇妙な先客たちとの新雑談と、開発者解説も交えたイラストギャラリーが追加

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パブリッシャーのわくわくゲームズは7月24日、『ファミレスを享受せよ』Steam版を8月1日に発売すると発表した。通常価格は税込1500円。全7曲を収録したサウンドトラックも、税込500円で同日発売予定となっている。


『ファミレスを享受せよ』は、永遠のファミレスで先客たちと永い時間を過ごす、少し不思議な短編アドベンチャーゲームである。本作の舞台は、奇妙なファミリーレストラン「ムーンパレス」。主人公はある夜、近居のファミレス「ムーンパレス」を訪れた人物だ。気分転換のためファミレスへやってきた主人公は、店員にソフトクリームとドリンクバーを頼む。しかし、いつまで待っても注文はやってこない。周囲を見渡してみると、店名こそ同じであるものの、店の雰囲気がどこか異なっていることが発覚。主人公はいつの間にか、永遠のファミレス「ムーンパレス」へと迷い込んでいたのだ。

店内では、奥の部屋に引きこもっているツェネズや、自称フォースプーン王国の王を名乗る人物、ムーンパレスへ来たばかりだというセロニカなど、不思議な先客たちも登場。奇妙なファミレスの謎と共に、主人公と同じく囚われた先客たちとの永い時間が描かれていく。


ムーンパレスはファミレスに似ているものの、出口が存在していないようだ。具体的には、エントランスの扉が根本的に開く構造になっていない。また先客の中には脱出方法を探したモノもいたというが、出口は見つからなかったのだという。そこで主人公は、先客たちから情報を引き出しながら、脱出手段を探っていく。幸いにも、ムーンパレスには老いや死は存在せず、永い時間だけが流れている。本作で主人公は、ムーンパレスで永遠に近い時間を過ごしていくのだ。

本作では、いわゆるポイント&クリック型に近い仕組みが採用されている。画面内の気になる箇所や人物をクリックすると、調査や会話などができる。怪しいドリンクバーや店内のポスター、奇妙な先客たちなど、気になる箇所を調べるわけだ。

また先客たちとは、話題を選んで会話を進めていく。最初の段階では会話の内容は限られているが、本作では調査や会話によって新たな「話題」が入手可能。新しい話題と会話によって、彼らの抱える事情とムーンパレスの秘密が明かされ、物語が進行していく。要素としては、不思議なドリンクばかりが並んだドリンクバーが調べられるほか、高難易度の間違い探しも存在。複数のエンディングも用意されている。


オリジナルの『ファミレスを享受せよ』は、おいし氏によるゲーム制作サークル月間湿地帯より、2023年1月にフリーゲームとして公開された作品だ。公開後は、記事執筆時点で告知ツイートが6500リツートを超えるなど、プレイヤーから注目を集めていた。プレスリリースによるとプレイヤーからは、少し不思議なシナリオやキャラクター、独特なビジュアルなどが評価されていたようだ。

わくわくゲームズからリリース予定の『ファミレスを享受せよ』SteamおよびNintendo Switch版は、オリジナルをベースとした完全版に相当するという。新規要素としては、雑談が追加。ゲーム内の会話によって、ムーンパレスの先客たちのさらなる一面が描かれるようだ。さらに要素としては、特定のエンディング後にはサウンドギャラリーとイラストギャラリーが解放。イラストギャラリーでは、おいし水氏によるキャラクター解説や、ストーリーの補足やエンディング後の話題なども用意されているという。プレスリリース内のおいし水氏のコメントによると、クリア特典のイラストギャラリーでは本編以上に絵を描いた気がするとのこと。新規イラストも交えて、設定などが明かされていくのだろう。

また本完全版では、開発環境がゲームエンジンGodot EngineからUnityへ変更されている。移植にあわせて、コントローラーやSteam実績にも対応。本バージョンは、新規要素を加えて遊びやすく作り直された完全版となるわけだ。なおUnityへの移植は、『チャカ王の迷宮』を制作した国内の個人ゲーム開発者せきやdn氏が手がけている。

『ファミレスを享受せよ』Steam版は通常価格税込1500円で、8月1日リリース予定だ。同日には、全7曲を収録したサウンドトラックも、税込500円で発売予定となっている。また本作のNintendo Switch版は、今夏発売予定となっている。

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