『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)の個人配信チャンネルのコメント欄に『FF』シリーズの生みの親である坂口博信氏が現れ、コンテンツの進捗を応援して去っていったようだ。
坂口氏がコメントを残したのは7月18日に配信されたぽこちぃー氏の配信だ。ぽこちぃー氏は69歳の女性YouTuberで、自身がゲームをする様子をゆったりと実況配信している。18日には視聴者とコメントで会話しながら『FF14』最新の高難易度コンテンツ「万魔殿パンデモニウム零式:天獄編4層」に挑んでいたが、突如コメントに「hironobu sakaguchi」という名前の人物が出現。配信は一時騒然となった。
配信主のぽこちぃー氏も、初めのうちは『FF』シリーズの生みの親である“あの”坂口氏だとは思わなかったのだろう。「何とお呼びすればいいでしょうか?ヒロノブさん……?」と、単に初コメントを残した視聴者を歓迎する反応を向けていた。
しかし、ほかの視聴者が“あの”坂口氏だと気付き、ただならぬ様子のコメント欄からぽこちぃー氏も「坂口さんってあの坂口さんですか!?」と確信。坂口氏本人も「本物ですw」と認めたうえで、本人のTwitterアカウント上で「さきほど『69歳のゲーム実況』におじゃましました。 」と言及。なりすましなどではなく、本当に坂口氏が降臨したことが確定したのだった。
坂口氏は「ちょうど4層の進行、いっしょぐらいです。がんばりましょう〜!! 」といったコメントでぽこちぃー氏を応援。短い時間の滞在ではあったものの、大いに配信を盛り上げて去っていった。ぽこちぃー氏はしばらく動揺していた様子だったが、配信が終わる頃には前半フェーズの時間切れ演出を見るに至っていた。坂口氏の温かい声を受けてか、練習の進捗はかなり良かったようだ。
坂口氏は2021年9月ごろから『FF14』のプレイを始め、現在もなお本作を遊び続けていることが明らかになっている。自身の所属するワールドやキャラクター名を明かして活動しており、自身の銘が入った装備を販売したり(関連記事)、フリーカンパニーハウスに『FF』関係者メッセージを公開したり(関連記事)と、プレイヤーコミュニティと積極的に交流しながら『FF14』を楽しんでいる人物である。
坂口氏がぽこちぃー氏の配信を見に行った理由は明かされていないが、ツイートの内容から考えるに、自身のコンテンツ攻略と同程度の進捗だったことが大きいだろう。坂口氏自身も「万魔殿パンデモニウム零式:天獄編」に挑んでいる最中のようで、ツイートで「わしもがんばらねば」と語っている。9つ年上のぽこちぃー氏が精力的にコンテンツに挑んでいる風景に、坂口氏も鼓舞されたのかもしれない。
『FF』シリーズ生みの親である坂口博信氏から温かいコメントを受けたぽこちぃー氏。ファンコミュニティと広く交流を続ける坂口氏は、次はエオルゼアにどんな驚きをもたらしてくれるのだろうか。ゲーム外でもプレイヤーと交流する坂口氏の活動から、今後も目が離せない。
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