クトゥルフ神話喫茶店ADV『Cafe DReAMLAND』発表。“冒涜的”な喫茶店でドリンクを作り、地球の運命と向き合う

 

国内のゲーム制作者めとこ氏は7月14日、『Cafe DReAMLAND』を発表した。完成時期は未定。PC(Steam)でのリリースが予定されているようだ。


『Cafe DReAMLAND』は、めとこ氏が制作中の、「クトゥルフ神話」をモチーフとしたADVである。本作のモチーフ元となる「クトゥルフ神話」は、アメリカの作家H.P.ラヴクラフト氏が20世紀に発表した作品群に端を発する世界観だ。太古の地球を支配していた旧支配者や、超自然的な力をもつ生物などが登場し、宇宙的恐怖が描かれている。そうした世界観に影響を受け、現在においても「クトゥルフ神話」をベースとした作品などが発表され続けている。


本作『Cafe DReAMLAND』では、冒涜的な喫茶店で働きながら、地球の運命や死に関するテーマが描かれるという。公開されているスクリーンショット内では、「しょごす~ぷ」なる虹色に輝く黒いスープや、「ミゴちゃん」なるキャラクターなどが確認できる。またシステムとしては、ドリンクを作れる機能が用意されているという。本作で主人公は、冒涜的な喫茶店でドリンクを提供し、キャラクターたちと交流。そうした中で、地球の運命や死にまつわる物語も描かれていくのだろう。


本作を手がけているのは、イラストレーターとしても活動するめとこ氏だ。過去作としては、フリーゲーム『HELLO, HELLO WORLD!』やR15/R18作品『NOIR:NOAH』をリリース。「クトゥルフ神話」をモチーフとした世界を、可愛らしいイラストと共に描いてきた。ゲーム以外では、BOOTHにて「クトゥルフ神話TRPG」第6版向けのシナリオも販売している。

本作『Cafe DReAMLAND』においては、『HELLO, HELLO WORLD!』の続編として発表されていた「HELLO, HOLLOW WORLD!!」がベースになっているようだ。同氏自身によるpixivFANBOX内の投稿によると、開発途中だった「HELLO, HOLLOW WORLD!!」から制作エンジンを変更。ストーリーやグラフィックも一新して、制作が進められているとのこと。また本作は、同氏の考えてきた「クトゥルフ神話」をモチーフとした世界観をまとめたいという動機から制作がスタート。内容としては、同氏の展開してきたゲームやTPRGシナリオなどの集大成を目指しているようだ。


『Cafe DReAMLAND』は、PC(Steam)での販売を目標に開発中。同氏のTwitterアカウントやpixivFANBOX内で制作状況が公開されていくようだ。また前作『NOIR:NOAH』は、DLSiteにて配信中。9月11日までの期間は、50%オフセールも実施されている。