架け橋ゲームズがパブリッシング事業をスタート。国内HIPHOPグループ制作日本神話SF『SONOKUNI』とオープンワールド航海作品『Sagres』を送り出す

日本語ローカライズなどを手がける架け橋ゲームズ(Kakehashi Games)は7月14日、ワールドワイドなパブリッシング事業の開始を発表。あわせて最初のパブリッシングタイトルとして『Sagres』および『SONOKUNI』が発表されている。

日本語ローカライズなどを手がける架け橋ゲームズ(Kakehashi Games)は7月14日、ワールドワイドなパブリッシング事業の開始を発表した。あわせて最初のパブリッシングタイトルとして『Sagres』および『SONOKUNI』が発表。日本を中心としたアジアのタイトルを、架け橋ゲームズが世界へ届けていくそうだ。

架け橋ゲームズは、海外インディーゲームの日本向けローカライズやリリース支援などをおこなっている集団だ。2013年4月の設立以降、海外インディーゲームを中心に300タイトル以上をサポートしてきたという。具体的な担当タイトルとしては、プレスリリース内では『Hollow Knight』『Inscryption』『Cult of the Lamb』などが挙げられている。Devolver Digitalや Raw Furyといった海外の著名インディーパブリッシャーのタイトルに多く関わっており、同社による高品質な日本語ローカライズにお世話になってきたゲーマーも少なくないことだろう。

今回の発表では、設立10周年を一つの節目として、新たに「ワールドワイド パブリッシング事業」の開始が発表された。架け橋ゲームズは同パブリッシング事業において、日本を中心としたアジアのタイトルを、世界に届けることに取り組んでいくという。パブリッシング支援事業において得てきた、海外のゲーム企業や国内外インディーゲームコミュニティからの信頼などを武器に、さらなる挑戦を始めるとのこと。同社は日本を中心としたアジアのタイトルを、海外向けにパブリッシングやローカライズしていくのだろう。

またパブリッシング事業の発表にあわせて、同社のパブリッシングタイトルが2作品発表されている。1本目『Sagres』は、韓国の開発者が手がけるオープンワールド航海アドベンチャーゲームだ。同作は現在Steamにて、韓国語のみに対応する形で早期アクセス配信が実施されている。同作は、製品版では日本語/英語に正式対応予定とされているほか、デモ版が日本語へ対応済みだという。

またもう1本の『SONOKUNI』は、国内のHIPHOP グループ「DON YASA CREW」が手がける、日本神話をベースとしたバイオレンスアクションゲームだ。同作は現在開発中であり、2024年にPC(Steam)向けにリリース予定。『SONOKUNI』の公式Twitterアカウントでは、これまでプロフィール欄に「パブリッシャーを探しています」とも記されていたが、架け橋ゲームズによるパブリッシングが決定したわけだ。

架け橋ゲームズから『Sagres』および『SONOKUNI』が発売予定。『Sagres』は現在PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。『SONOKUNI』はPC(Steam)向けに2024年リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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