3D美少女ゲームメーカーILLUSION(イリュージョン)が活動終了。開発およびSteam含む全プラットフォームでの製品販売を終了へ


国内ゲームブランドのILLUSION(イリュージョン)は7月14日、作品の開発・販売を終了することを発表した。8月18日にかけて、公式通販などをすべて終了していく見込み。

ILLUSIONは、株式会社アイワンのゲームブランドだ、かつてはハート電子産業株式会社より展開されていた。同ブランドは1993年より成人向けゲームをリリース。アイワンとして独立などを経つつ、2000年以降は成人向けの3D美少女ゲームをメインに広く人気を集めていた。リアルタイム3Dで美麗に描かれるグラフィックや、カスタマイズ性の高さなどで人気を獲得していた。

ILLUSIONはSteamといったプラットフォームへの参入にも積極的で、2016年にはアダルトVRゲーム『VRカノジョ』のSteamリリースに取り組み、弊誌でもインタビューを実施していた(関連記事)。現在Steamでは同作のほか、『AI*少女』もリリースされている。


今回の発表によれば、ILLUSIONは8月18日をもって作品の開発・販売を終了するという。まず、本日7月14日をもって公式サイトの毎週更新やメール会員コンテンツの更新が終了。8月1日には、公式通販のDL版商品販売が終了される。そして8月18日には、公式通販のパッケージ版のほか、他店舗やSteamでのDL版も販売終了。アップデートファイル配信や公式サポートなどあらゆるサービスが終了される。Twitter/YouTubeアカウントについても停止されるとのことだ。

ILLUSIONは公式声明において「今までご愛顧いただきましたお客様には深く御礼申し上げますとともに、この度のご案内となりましたことを心よりお詫び申し上げます」と伝えている。ほかの経緯については語られていない。いずれにせよ8月18日をもって、同ブランド製品の入手は困難となりそうだ。