反動浮遊アクションSTG『Lethal Application』Steam版7月19日に無料配信へ。武装のリコイルで空を飛び宇宙へ

同人ゲームサークル大雪戦は、『Lethal Application(リーサルアプリケーション)』Steam版を7月19日に配信開始すると発表した。本作は武装の反動でステージを上に進む、2DアクションSTGである。

国内の同人ゲームサークル大雪戦(Daisessen)は、『Lethal Application(リーサルアプリケーション)』Steam版を7月19日に配信開始すると発表した。価格は無料。公式サイト上などで無料公開されてきた同作が、Steamからもプレイ可能となる。


『Lethal Application』は、武装の反動でステージを上に進む、2DアクションSTGである。本作の舞台は、地上と空の2陣営間による大きな争いが起こった世界。本作の主人公であるアップリカは、地上側が開発した戦略級の自律機構強襲小型戦器だ。本作でアップリカは、ある時目を覚ますと見知らぬ場所にいた。とりあえず上を目指そうと行動を始めたアップリカは、敵の機械などと戦いながら、空高くへと飛んでいく。


主人公のアップリカは、主にメインショットの反動を活かして上を目指す。本作はステージ制となっており、各ステージの上部にゴールが存在している。アップリカは、各ステージの下部からスタートし、ステージを上へと進むわけだ。

ただしアップリカには、ジャンプ機能が搭載されていない。足場の上は自由に歩けるものの、ブースターなども搭載されていないようだ。そこで本作では、アップリカの武装の反動を活用する。本作ではメインショットを含めた一部の武器を使用すると、アップリカが反動により撃った方向と逆側へ押し出される。進行方向と逆へ攻撃することで、反動によってステージ上のゴールへ辿り着くのだ。移動方法は特徴的ではあるものの、本作では重力が弱めになっており、横や斜めに撃っても即座に落下はしない。移動そのものが難しいわけではなく、敵や各ステージのギミック、ボスとの戦いなどを突破していく内容となっている。

また本作では、メインショットといくつかのサブウェポンでの攻撃が可能。メインショット使用時には、アップリカのHPでもあるゲージを消費する。少なくともゲーム序盤のステージにおいては、回復アイテムが豊富に用意されており、遊びやすい難易度に仕上げられている点も特徴だろう。



本作を手がけているのは、国内の同人ゲームサークル大雪戦だ。2001年頃より活動を続けており、キャラクターを育てながら冒険するというコンセプトのSTG『Lethal Operation』シリーズや、エアダッシュで敵弾を弾ける2Dアクション『LethalCrisis』など、独自のコンセプトやゲームプレイを盛り込んだ作品を多数リリースしてきた。本作『Lethal Application』は、2004年開催の「コミックマーケット67内」にて初頒布された作品だ。2009年12月に無料化されており、以降は公式サイト上などで配信されてきた。今回のSteam版では、そんな本作がSteamからも無料でダウンロード可能となるわけだ。

なお大雪戦の公式サイトによると、本作以降も同サークルの作品がSteamにて順次リリース予定。7月22日には『LethalCrisis』、7月26日には『LethalCrisis ProtoSphere』のリリースが予定されているそうだ。

『Lethal Application』Steam版は、7月19日に無料配信予定。本作は現在、公式サイト上などで無料公開中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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