『ディアブロ4』“クレジットに載ってる人多すぎ”で注目集める。総勢9000人超え(赤ちゃんも含む)
『ディアブロ4』のエンドクレジットには、大規模ゲームタイトルの中でも群を抜く数のスタッフの名前が記載されている。Twitter上などでその数に注目が寄せられたものの、必ずしも全員が開発に直接携わったとは限らないようだ。
『ディアブロ4』は、人気ハクスラARPGシリーズ『ディアブロ』の最新作だ。本作の舞台は前作『ディアブロ III』から数十年後となる。グラフィックなどを大幅にパワーアップし、世界は広大なオープンフィールドに。過去作の魅力を踏襲しつつ、さまざまなゲームプレイ要素を盛り込んでスケールを増した冒険が描かれる。
本作のような大規模のゲーム開発では、スタッフクレジットに数千人単位でスタッフが列挙されることも珍しくない。ゲーム情報データベースのMobyGamesを参照してみると、いわゆるAAA級タイトルの例として『サイバーパンク2077』PC版は3545人が記載。『レッド・デッド・リデンプション2』PS4版に至っては、7315人分もの名前が記載されているという。しかしMobyGamesによれば、『ディアブロ4』PC版のエンドクレジットにはそれをさらに上回る人数、実に9166人が記載されているという。
筆者は実際に『ディアブロ4』のスタッフクレジットを流し、9166人のクレジットがどれだけ長大か、再生終了までの時間を計測した。結果、再生時間30分を超えることがわかった。ただし、30分時点でやむを得ず離席したため正確な終了時間は不明。なお、速送り機能を使うと11分で再生終了する。時短でスタッフクレジットを楽しみたいプレイヤーはこちらを利用するとよいだろう。こうした大規模ゲームタイトルのなかでも群を抜いたスタッフの頭数は注目を集め、Kotakuといった海外メディアがその規模を取り上げている。
しかし、こうした大量のスタッフは『ディアブロ4』の開発自体に必ずしも携わったとは限らないのかもしれない。海外メディアBloombergのJason Schreier氏は、この人数の多さについて「Blizzard Entertainmentで働いているすべての従業員が記載されているからだ」とコメント、リプライ欄で警備スタッフまでも含まれていると伝えている。直接開発には携わらずとも、会社の全体がゲーム作りを支えるチームといった哲学かもしれない。
なお余談ながら、クレジットには開発者らがもうけた子供たち(Development Babies)も記載されており、実に67人の赤ちゃんの名前が列挙されている。また、いわゆるスペシャルサンクス枠についても475人とかなりの人数だ。このほかにも、クレジットの名前や分類をじっくり眺めてみると興味深い数字があるかもしれない。
『ディアブロ4』は、PC(Battle.net)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。日本時間7月21日からは、シーズン1「厄災のマリグナント」が開幕予定だ。