『ダークソウル』の祭祀場を“スケボーで縦横無尽に駆け回る”謎動画が注目集める。ソラールの崖っぷち滑走華麗トリック

フロム・ソフトウェアのARPG『ダークソウル』のステージを、スケートボードで駆け回る謎のゲームプレイ映像がSNS上にて多大な注目を集めている。

フロム・ソフトウェアのARPG『ダークソウル』のステージを、スケートボードで駆け回る謎のゲームプレイ映像がSNS上にて多大な注目を集めている。おかしな世界観を呈する謎動画の由来は、とあるスケボーゲームのModと見られる。

*『DARK SOULS REMASTERED』の火継ぎの祭祀場


『ダークソウル』シリーズは、フロム・ソフトウェアが手がけるアクションRPGだ。初代『ダークソウル』では、プロローグ後にプレイヤーは「火継ぎの祭祀場」と呼ばれるハブエリアに訪れることになる。いろいろな場所へのアクセスの中心となるほか、容赦ない世界観の本作で、見知った拠点として一息つけるスポットでもあるだろう。

そんな祭祀場にて、なぜか「スケートボード」を乗り回す動画がTwitterに投稿され、多大な注目を集めている。投稿したのは、インフルエンサーのPlathanos氏だ。同動画では、『ダークソウル』登場キャラのソラールと見られる姿のスケートボーダーが縦横無尽に滑走。祭祀場に張り巡らされたレールの上をグラインドし、さまざまなトリックを披露している。Plathanos氏は、この謎のスケボーゲームを“ダークソウル プロスケーター”と題している。

なお、念のために申し添えると、『ダークソウル』の火継ぎの祭祀場には、スケートボード用のレールは設置されていない。というより、そもそも同作にスケボーで駆け回る要素はない。にもかかわらず、上述のツイートではソラールによる上質な滑りが見せつけられている。このシュールな様相に多くの人々が心を掴まれたようで、同ツイートは本稿執筆時点でシェア数3万6000を突破し、約19万いいねを誇る話題に。PCGamesNといった海外メディア各社も報じるに至った。

*『DARK SOULS REMASTERED』の火継ぎの祭祀場


“ダークソウル プロスケーター”映像には、一体どうやってこの動画を撮影したのか疑問を投げかけるユーザーも散見される。Mod利用か、はたまた別のゲームでの撮影か。その答えとして、どうやら同動画はスケボーゲーム『Tony Hawk’s Underground 2』(国内未発売)のPC版にModを導入して撮影されたようだ。

『Tony Hawk’s Underground 2』は、人気スケボーゲーム『Tony Hawk’s』シリーズの作品。同作PC版向けには、ファン制作Modである「THUGPro」がリリースされている。プレイヤーは同Modを利用することにより、コミュニティ制作によるステージなどをゲームに導入してプレイすることが可能となる。前述の動画UIなどから見ても、『Tony Hawk’s Underground 2』内に祭祀場が持ち込まれたかたちと考えられるわけだ。

祭祀場は立体感もありつつ入り組んでおり、スリルのありそうなスポットもちらほら。ゲーム内でスケートボーディングするには良さそうなロケーションである。そうした奇妙なマッチ感もあり、“ダークソウル プロスケーター”映像が流行を見せたのだろう。なお、前述のように『Tony Hawk’s Underground 2』にModを導入すれば動画の環境を再現可能と見られるが、Modの導入やコミュニティステージなどの利用は、自己責任の範疇となるため留意してほしい。

Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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