殺人ギターアクション『Death the Guitar』2024年リリースへ。持ち主を殺されたエレキギターの血みどろ復讐劇


国内の開発者トロヤマイバッテリーズフライドは7月7日、『Death the Guitar』のSteamストアページを公開した。同ストアページによると、本作は2024年にリリース予定となっている。


『Death the Guitar』は、殺人ギターが人間たちへの復讐を志す、ポップ&バイオレンスな2Dアクションゲームだ。本作の舞台となる3099年のアメリカ合衆国では、人々が音楽に熱狂していた。街中には金属の音管が張り巡らされ、大陸がロックで満たされていた。そんな最中、一人の天才ギタリストが射殺されてしまう。同時に、1本のエレキギターが覚醒。自我を持った殺人ギターは、持ち主を殺された恨みを晴らすため、人間たちを皆殺しにしていく。主人を殺された殺人ギターの復讐が描かれる。



殺人ギターは、音と電気によって復讐を果たす。ギターのアクションとしては、ジャンプや音波攻撃などが用意されている。またステージによっては、アップを震わせて飛ぶ大ジャンプや、床に電気を流して作動するギミックなども存在。殺人ギターは、各部屋にいる人間たちを滅ぼしながら、先へと進む。直感的な操作やハードなアクション、豊富なギターサウンドが待ち受けているという。また「みんなのゲームパレード」内の作品紹介PDFによれば、本作ではギターボタンによって、状況にあわせてさまざまなアクションが展開。要素としては、エフェクターを繋げてアクションを変化させる仕組みやボス戦も存在するそうだ。生収録のギターサウンドと共に、ギターの復讐が展開されていくのだろう。


本作を手がけているのは、国内の開発者トロヤマイバッテリーズフライド氏だ。過去作としては、『トカイノウルフタイピング』『Mr.Tungsten』をブラウザ向けに公開している。

本作においては、「ゲームクリエイターの楽屋でまったり」内のインタビューによると、元はイベント「デジゲー博2022」に向けて制作された作品だったという。イベントでの評判が予想以上だったため、正式リリースへ向けて開発を続けることにしたそうだ。コナミデジタルエンタテインメント主催の国内学生向けコンテスト「Indie Games Contest 学生選手権」では、最優秀賞を獲得している。

また同インタビューによると、本作の血の演出については『Hotline Miami』の影響があるという。同氏がこれまで遊んできたゲームの影響や、ユーザーや審査員からの評価を受けつつ、開発が進められているのだろう。

『Death the Guitar』は、PC(Steam)向けに開発中だ。また本作は、一般向けには7月14日から15日の2日間開催予定のイベント「BitSummit Let’s Go!! 」に出展予定となっている。