馬車タクシーゲーム『London Cab』発表。馬車をメンテナンスしながら、淀んだロンドンの街角を駆け抜ける

PlayWayは7月5日、『London Cab』を発表した。19世紀のロンドンが舞台の、辻馬車シミュレーターだ。

パブリッシャーのPlayWayは7月5日、RetroGamezが手がける『London Cab』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamストアページによると、日本語表示に対応予定となっている。


『London Cab』は、辻馬車シミュレーターだ。舞台となるのは、街角でつねに危険が潜む19世紀のロンドン。トレイラーでは、ロンドンの殺伐とした雰囲気が描かれている。辻馬車の運転手であるプレイヤーに縋りつく女性の後ろでは暴漢がステッキを振り回しており、プレイヤーは乗客を安全に目的地まで送り届けることになる様子。なお、トレイラーの最後ではプレイヤー自身が後ろから刺される描写もあることから、なんらかの事件に巻き込まれるストーリーも展開されるのかもしれない。

本作では乗客であるロンドン市民をもてなすことが重要となる。より多くの乗客を呼び込むには、乗客からの評価が何よりも大切になるという。ゲームプレイのイメージを確認できるトレイラー内の映像では、“客が安全ならほかのことは一切関係なし”と言わんばかりに街中を爆速で駆け抜ける馬車の姿が描かれている。周りで転げまわり、右往左往する歩行者などお構いなしだ。乗客を乗せたあとは、レーシングゲームのようなスピード感あふれるゲームプレイとなるようだ。


『London Cab』において、馬車の管理を怠ると仕事に多大な影響を及ぼす。馬車は時折タイヤが外れるなどのトラブルに見舞われることもあるという。プレイヤーは馬車を修復したり、アップグレードしたりすることも可能。なお、車を引く馬にも愛情が必要となるとのこと。馬には水と食料を与え、体調なども管理してあげなければ、ここぞという場面の難しい路面や経路を安全に通り抜けることが出来なくなるという。客を安全に送り届けるための運転要素だけでなく、馬車全体を管理するマネジメント要素も存在するわけだ。

公開されたトレイラー内においては、酔った乗客を投げ飛ばし、街中に置き捨てるシーンも確認することができる。プレイヤーの不都合となる乗客には、多少荒っぽい手段を使う場合があるのかもしれない。なおSteamストアページによれば、本作では“not everyone will even survive(全員が安全に目的地につくわけではない)”とのこと。客人を安全に目的地まで送り届けることが出来るかどうかは、プレイヤーの手腕次第というわけだろう。


『London Cab』は、PC(Steam)向けに発売予定。ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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