“匿名”ハッカーゲーム『Anonymous Hacker Simulator』発表。「プゥーティン」や「イーラン」をハッキングし、世界の陰謀に立ち向かう

G-DEVS.comは7月5日、『Anonymous Hacker Simulator』を発表した。世界を牛耳る邪悪なる組織の陰謀を暴く、ハッキングシミュレーターだ。

パブリッシャーのG-DEVS.comは7月5日、Sicariusが手がける『Anonymous Hacker Simulator』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamストアページによると、2023年第4四半期に発売予定だ。また同ページ表記によると、日本語表示に対応予定となっている。


『Anonymous Hacker Simulator』は、ハッキングシミュレーターだ。プレイヤーは“Anonymous(匿名)”のハッカーとなり、世界を牛耳る邪悪なる組織の陰謀を暴こうと奮闘することとなる。国をまたいで広がる陰謀に対し、プレイヤーがもつスキルはハッキングだ。本作はハッキングによって権力者の地盤を揺るがし、物語の真相を解き明かしていく。なお、プレイヤーの選択肢によってストーリーの結末が変わっていくようだ。

本作に登場するハッキングツールはリアル、かつシンプルに作られているという。ハッキングツールのなかにはNmap・Harvester・Airocrack・Hping・Burpなどの実在するツールが名を連ねている。プレイヤーは、これらのツールを用いてオンライン上のターゲットの悪事を暴いていく。Steamストアページにはターゲットの一例として、Vladimir Pootin(ウラジーミル・プゥーティン)やElan Mask(イーラン・マスク)などの、どこか聞いたことがあるような人物の名前が連なっている。


『Anonymous Hacker Simulator』では、プレイヤーとハッカーを繋ぐ、ハッキングコミュニティが存在。プレイヤーは活動を深めていくごとに、コミュニティ内でのランクアップが可能。これにより、さらなるソフトウェアやツール、ハッキング方法などをアンロック可能になる。公開されたゲームプレイ動画内では、2017年に大規模なサイバー攻撃に使用されたランサムウェア「WannaCry」の名も見られる。現実に即した要素がふんだんに盛り込まれたハッキングシミュレーターとなっているようだ。

なおSteamストアページには『Anonymous Hacker Simulator: Prologue』なるタイトルも追加されている。こちらは2023年第3四半期に配信予定となっている。タイトルから察するに本作の前日譚、もしくは本作のデモ版にあたる作品となるのだろう。本作の動向が気になるユーザーは、『Anonymous Hacker Simulator: Prologue』もチェックしてみても良いだろう。


『Anonymous Hacker Simulator』は、PC(Steam)向けに2023年第4四半期発売予定。ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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