『原神』Ver3.8アプデでとある突破素材の“テキスト”が変更される。フォンテーヌの水神実装へ向けた調整か

 

HoYoverseは7月5日、『原神』にてVer3.8「涼夏!楽園?大秘境!」を正式リリースした。同アップデートでは、イベントに関連した期間限定地域「ヴェルーリヤ・ミラージュ」や、ガイアのデートイベントなどが追加。また細かな修正なども実施されている。そんな中、一部旅人の間ではキャラクター突破素材「澄明なラピスラズリ」のテキスト修正が、フォンテーヌに関連した修正ではないかと囁かれているようだ。なお本稿には、一部『原神』の設定にまつわるネタバレが含まれている。


『原神』は、HoYoverseブランドより展開中のオープンワールドアクションRPGである。本作の舞台は、7つの国と元素が存在する世界テイワット。主人公は、テイワットを訪れた旅人だ。本作でプレイヤーは、旅人の視点から相棒のパイモンと共にテイワットを冒険。Ver3.8時点においてはゲーム内にモンド/璃月/稲妻/スメールの4地域が登場しており、各地域での戦いや旅が描かれている。また地域としては、『原神』公式より今後実装予定の新地域として、「フォンテーヌ」関連の情報が徐々に公開中。地下道や白い街並み、水中といったロケーションが明かされている。これまでも事例も考慮すると、そう遠くない未来にゲーム内へ5番目の地域としてフォンテーヌが登場するのだろう。

なおフォンテーヌとは、水の国や正義の国などと呼称される地域だ。水神が存在しているほか、2020年9月に公開されたメインストーリーチャプターPVでは「罪人の円舞曲」という文言と共に、関連する内容が語られている。また2023年7月3日に公開された序曲PV「フィナーレへの歓宴」においては、フォンテーヌに関連するキャラクターたちが一挙に登場。幼い容姿と共に法廷を見下ろし、自身を僕と称するフリーナも登場していた。


一方今回配信されたアップデートVer3.8「涼夏!楽園?大秘境!」では、コンテンツの追加と共に細かな修正も多数実施。『原神』公式サイトのお知らせによると、アイテム「澄明なラピスラズリ」などの説明テキストが変更されているという。澄明なラピスラズリとは、キャラクターのレベル上限を上昇させる際に使用する、キャラクター突破素材の一つ。水元素のキャラクターを育成する際に使用し、澄明なラピスラズリ以外に澄明なラピスラズリ・塊、澄明なラピスラズリ・砕屑といったバリエーションが存在している。またキャラクター突破素材の説明テキストには、対応する各元素の神に関連するような文言が記されている。たとえば、風元素キャラクター用の「自由のターコイズ」では自由に生きようといった内容。同じく、雷元素キャラクター用の「最勝のアメシスト」では臣民に対する永遠を誓っている。これまで実装されているストーリーやキャラクターの存在を考慮すると、説明テキストの内容が、テイワットの各地域や神と関連があると推測されるわけだ。

澄明なラピスラズリアップデート後の新テキスト


今回の修正では、そんなキャラクター突破素材のうち、水元素キャラクター用の澄明なラピスラズリの説明テキストが変更された。具体例としては、アップデート前は「この吾にも裁きを受ける。さあ、吾の崇高と純潔を讃えよう。」と訳されていた一文が、「この僕でさえ、断罪され得るのだからね。さあ、僕の崇高と純潔をたたえてくれたまえ。」へ変更されている。調整の経緯については不明ながら、アップデートではほかの2文も含めて、一人称など日本語の表現が調整。フォンテーヌ実装を控えたタイミングで、水神に関連すると思われる文言が変更されたわけだ。

先日公開されたPV内では、多数の新キャラクターの中のひとりとして、フリーナが登場。PV公開時点においても、フリーナが水神ではないかという予測が旅人の間で立てられていたが、今回の説明テキストの調整により、フリーナ水神説が補強されたかたち。なお水神については、草神であるナヒーダの紹介内で、フォンテーヌ最高裁判官ヌヴィレットのセリフとして、ヒステリックな存在であることが明かされていた。フリーナが水神だとして、どんな人物なのだろうか。


またアップデートVer3.8「涼夏!楽園?大秘境!」では、クレーおよびガイアと共にスメールへ出かけるイベントや、クレーおよびガイアの新コスチュームなども登場。修正点としては、任務画面の赤い点の表示ロジック改善や、魔神任務と一部世界任務の目標地点を地図に表示する変更なども実施されている。調整内容の全文については、公式サイトを参照してほしい。

原神』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC/iOS/Android向けに配信中だ。