対戦格闘ゲーム『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』新情報公開。新キャラクター・ニーアが参戦し、前作のオーバードライブなどは存在しない

 

Cygamesは7月3日、『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-(以下、GBVSR)』の最新情報を公開した。本作には新プレイアブルキャラクターとして「ニーア」が登場。また前作の追加システムであったラッシュやオーバードライブなどは、本作には存在しないそうだ。

『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』は、『グランブルーファンタジー ヴァーサス(GBVS)』のシリーズ新作として開発されている、対戦格闘ゲームである。前作に相当する『GBVS』は、Cygamesによるスマートフォン向けRPG『グランブルーファンタジー』を原作とした対戦格闘ゲームだ。主人公のグランやジータを始めとした同作のキャラクターたち24名が、プレイアブルキャラクターとして登場。アクションRPG風のRPGモードや、方向キーとの組み合わせで必殺技(アビリティ)が出せる仕組みと共に、対戦では立ち回りや読み合いを重視した駆け引きが繰り広げられてきた。

本作『GBVSR』では、シリーズの新作として「格闘ゲーム入門の決定版」というコンセプトは変えずに開発されている。新要素としては、アビリティの強化版を発動できるアルティメットアビリティや、通常攻撃のフィニッシュを下段/中断へ派生する新トリプルアタックなどが存在。異なるプラットフォーム間でも対戦可能なクロスプレイや、離れた相手とも安定して対戦しやすいロールバックネットコードの採用なども特徴だろう。また新プレイアブルキャラクターとしては、これまでにアニラとジークフリートの2名が発表されてきた。


今回の発表では、新プレイアブルキャラクターとして「ニーア」の参戦が明かされた。本作におけるニーアは、ニーア自身とデスによる波状攻撃が強力なキャラクターだ。ニーアは、すべてのアビリティを星晶獣デスを通して発動。アビリティの発動時には「愛ノ救イ」なるリソースが減少するものの、アビリティの連続発動が可能だという。ただしニーアは、愛ノ救イが尽きるとデスが一定時間行動不能に陥ってしまう。強力な波状攻撃が可能な一方で、リソースの管理が重要になるのかもしれない。


また今回の発表では、本作にラッシュ/バックシフト/オーバードライブが存在しないことが判明している。3種類のバトルシステムは、前作『GBVS』のVer2.80にて追加されたバトルシステムだ。いずれも強力なアクションとなっていたが、本作『GBVSR』ではシステムが再構築。前作とは異なるゲームプレイが展開されるとのことで、ラッシュ/バックシフト/オーバードライブは本作には登場しないようだ。

なおティザートレイラー中にはラッシュと似た動きも含まれていたものの、映されていたのは試作中の別システムだという。開発途中で別システムもオミットされ、その後レイジングチェインへと生まれ変わっているそうだ。

ゲーム内容としては、新たに「パートナー」システムも登場する。任意の選んだキャラクターが、試合の勝敗や内容に応じてアドバイスや励ましの声をかけてくれるという。また本作ではPS4/PS5を対象に、7月27日より先行テスト、7月29日から30日にかけてオープンβテストが開催予定。7月6日より、選考テストへの事前応募が開始予定となっている。

グランブルーファンタジーヴァーサス ライジング-』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC(Steam)向けに2023年発売予定だ。