東方二次創作メトロイドヴァニア『Touhou Luna Nights』Nintendo Switch版のパブリッシャーが変更。サポート窓口の一貫性など、ユーザーの利便性を高めるため
弊社アクティブゲーミングメディアのインディーゲームパブリッシングブランドPLAYISMは6月30日、7月1日より『Touhou Luna Nights』Nintendo Switch版のパブリッシングを担当すると発表した。これまで同Nintendo Switch版のパブリッシングを担当していたPhoenixxから、PLAYISMへと配信元が移管される。サポート窓口の統一など、利便性を高めるために変更となったそうだ。
『Touhou Luna Nights』は、十六夜咲夜を操作して幻想郷と似た世界を探索する、探索型の2Dアクションゲーム。「東方Project」の世界観をベースとした、二次創作のメトロイドヴァニア作品である。本作の主人公である十六夜咲夜は「時を操る程度の能力」をもつ、紅魔館のメイドだ。
本作で咲夜は、紅魔館の主である吸血鬼レミリア・スカーレットに送られ、幻想郷とよく似た「ルナナイツ」なる世界を訪問。能力を封じられた中、見知らぬ妖怪たちも徘徊するルナナイツからの脱出を目指すことになる。主人公の十六夜咲夜は、本作においても時を操る能力を行使できる。具体的には、時間停止中に大量のナイフを投げたり、時間停止を使ってステージギミックを突破したりといった具合だ。要素としては、グレイズによって敵や弾にかすってHPやMPを回復するシステムなども搭載。「東方Project」の世界やキャラクターたちによる弾幕勝負が、2Dアクションとして描かれていく。十六夜咲夜の能力が作中でしっかり表現されている点や、ドット絵のグラフィックなども特徴だろう。
本作はTeam Ladybugが開発し、PC(Steam)向けに2018年8月に早期アクセス配信が開始された作品だ。Steamでは2019年2月に正式リリースを迎えているほか、Xbox One版が2020年9月にリリースしている。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で1万1295件中97%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得しており、プレイヤーからも高く評価されてきた。
今回の発表では、そんな本作のNintendo Switch版におけるパブリッシャーの変更が発表された。本作においては、Steam版およびXbox One版においてはPLAYISMがパブリッシングを担当している。一方で、2020年12月に発売されたNintendo Switch版においては、Phoenixxが移植開発の一部と共にパブリッシングを担当してきたのだという。7月1日からは、Nintendo Switch版においてもPLAYISMがパブリッシングを担当。プレスリリースによると、サポート窓口の統一などプレイヤーの利便性を高めるために、パブリッシャーが変更されるそうだ。なおパブリッシャーは変更となるものの、7月1日以降も『Touhou Luna Nights』Nintendo Switch版のゲーム内容などに変更はない。プレイデータについても、これまでと変わりなく継続して使用できる。
『Touhou Luna Nights』は、Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam/Microsoft Store)向けに通常価格税込1840円で発売中だ。