デベロッパーのVOID Interactiveは6月30日、『Ready or Not』の最新マップ「Streamer」の映像を公開した。警察特殊部隊SWATとして、配信者の家に突入する内容となるようだ。
『Ready or Not』は、協力マルチプレイ対応のタクティカル一人称視点シューターだ。プレイヤーは特殊警察部隊SWATの隊員として、チームと共に数々の犯罪現場へと突入を試みることとなる。人質の保護や犯人の無力化などを最優先事項としながら、状況に応じた任務を遂行することが目的となる。本作は“現実第一主義”を掲げるリアルな内容となっている。登場する敵AIは遮蔽を用いた銃撃戦をおこなうほか、状況が悪くなると自爆や自決、死んだふりなどの行動を見せる。
本作においては、事前計画から突入まで。リアルな作戦立てを楽しむことができる。マップによっては敵がトラップを設置していることや、待ち伏せしていることもある。プレイヤーはミラーガンなどをドアの隙間などから通して、ドア越しに向こうの様子を確認。トラップや市民・容疑者の有無などを考慮したうえで、状況に応じた方法で突入をおこなう必要がある。そのほかミッション前には装備の選択も可能で、奥深い戦略性を楽しむことができる。本作は本稿執筆時点で、Steamにて約8万8000件のユーザーレビューが寄せられ、そのうち91%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。
早期アクセス配信中の『Ready or Not』は、正式リリースにむけて新マップを複数開発中。このたび初公開された「Streamer」は、配信者の家に突入することを目的とした新マップだ。警察署に“母親と兄弟を殺害したうえ、人質をとって立てこもる”といった犯行声明が寄せられ、これを受けてSWATが本マップ派遣されることになるという。なお犯行声明は、Milky Toesという名で活躍する架空の配信者Michael Williamsのファンがイタズラで警察に送ったもの。違法な仮想通貨のマイニングなどの行き過ぎた行動が、ファンのイタズラを招いたという建て付けだ。これまでのマップにおけるテロリストによる占拠や立てこもり事件などとは違い、配信者の家に突入するという一風変わった内容に注目したい。
なお新マップ「Streamer」は、バージョン1.0に含まれてリリースされるとのこと。バージョンを示す数字が1.0となっていることから、正式リリース時に実装されるマップとなるのかもしれない。
また6月16日にSteamにて公開された本作開発者ブログでは、別の開発中マップである「Sins of the Father」についても言及。こちらはアメリカ合衆国高官の暗殺をもくろむ元軍人たちを、ペントハウスで取り押さえるといった内容だ。これまでのゲームプレイとは違い、敵が重武装の準軍事組織や、元米国情報局という強者集団であることが特徴的なマップとなるようだ。新マップ「Sins of the Father」では、本作において初となる“敵が非殺傷武器を使用する”という新要素をテスト中とのこと。こちらもほかマップとは違った独特のゲームプレイを楽しむことができそうだ。
『Ready or Not』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。