クラフトゾンビサバイバル『7 Days to Die』最新大型アプデ正式実装。遊びやすさ向上、新要素たっぷりの“過去最大”アプデ


デベロッパーのThe Fun Pimpsは6月30日、『7 Days to Die』の最新アップデートとなる「Alpha 21」を正式リリースした。本アップデートでは新コンテンツや新たなゲームシステムの追加、最適化や利便性向上などがおこなわれている。6月13日にSteam向けにテスト実装されていたバージョンが、Steam/Microsoft Store向けに正式実装されたかたちだ。


『7 Days to Die』はゾンビサバイバルゲームだ。シングルプレイおよびオンライン/オフラインマルチプレイにも対応する。プレイヤーはゾンビが蔓延る広大なオープンワールドを探索して物資を集め、生き残ることを目指す。本作では7日に一度のブラッドムーンの夜が訪れ、凶暴化したゾンビの大群が押し寄せる。装備を整えたり基地や罠を建設したりして、これに備えるのだ。本作は2013年12月に早期アクセスとして配信開始された。以来何度もアップデートを重ねながら、アルファ版として提供され続けている。

このたび本作の最新アップデートとなる「Alpha 21」が正式実装となった。Alpha 21はテスト版として、6月13日よりSteamに向けて提供されていた。今回の正式実装によりSteamではテストバージョンで遊ぶ必要がなくなり、またMicrosoft Store向けにもAlpha 21が実装されたかたちだ。


本アップデートではまず、多くの種類の新オブジェクトが追加。建築パーツや乗り物、鍛造用ワークステーションなど、充実した内容が盛り込まれている。これにともない、ゲーム内のすべての探索スポット(PoI)でオブジェクトの再配置がおこなわれた。探索スポットの周囲には新たに建物などが配置され、探索のボリュームが増加している。さらに新たな探索スポットも追加され、Alpha 21におけるスポット数は合計200以上になったという。

また、探索スポットごとの難易度がゲーム内画面で表示されるようになった。難易度は5段階存在し、赤いドクロのアイコンの数によって示される。同時に、バイオームごとの難易度も表示されるように。こちらは2段階の難易度が存在し、オレンジ色のドクロで示される。

さらに「Infestationクエスト」が新たに導入された。同クエストを受注すると、指定された探索スポットの難易度を一つ上昇させて挑戦することになる。出現するゾンビの数が増加し、さらに危険な探索となるようだ。一方でクリアできれば、特別な戦利品ボックスを報酬として獲得することができる。


また、本アップデートではクラフトシステムの刷新がおこなわれた。以前のバージョンまでは特殊技能(Perks)のレベルを上げると、新たなクラフトレシピが開放されていた。Alpha 21ではこの要素が削除。代わりに、さまざまな種類の雑誌を読むことで、それに関連したクラフトスキルのレベルが上昇するように変更された。クラフトスキルが一定のレベルに達するとレシピが開放される仕組みになっている。

くわえてシステム面では、「Chunkリセットシステム」が新たに導入された。この設定を有効にすると、一定期間放置したChunk(チャンク/本作におけるマップエリアの単位)のオブジェクトが元の状態にリセットされるようになった。ゲーム内で指定した時間の間、Chunkに近づかないことでリセットがおこなわれる。これによって、探索済みの建物でも戦利品が補充され、破壊された状態から元通りに回復するようになったわけだ。なお、ベッドや車などのプレイヤーが所有する重要なオブジェクトの周辺では、オブジェクトはリセットされない。

ほかにも本アップデートでは、さまざまな遊びやすさ(QoL)向上が図られている。任意のレシピに足りない素材を確認しやすいよう、リストで固定表示するレシピトラッカー機能が追加。また、死亡地点の近くでのリスポーンが可能となった。HUD非表示機能や、ゲーム開始時におこなわれるチュートリアルクエストの簡略化も導入された。


上記のほか、本アップデートではゲーム全体のバランス調整や最適化などもおこなわれている。詳細は公式パッチノート(英文)を確認されたい。

『7 Days to Die』は、PC(Steam/Microsoft Store)向けに早期アクセス配信中。PC Game Passにも対応している。Steamでは「Summer Sale 2023」のセール対象となっており、日本時間7月14日2時まで定価2480円の76%オフとなる595円で販売中だ(関連記事)。