RPG制作ツール「RPG Developer Bakin」最新アプデで8人パーティー&隊列システム実装。3DダンジョンRPG向けの機能がいろいろ追加

 

札幌の開発会社スマイルブームは6月29日、「RPG Developer Bakin」にてアップデートVer1.3を配信開始した。同アップデートでは、パーティーメンバーの上限が8名に増加。オートマッピング機能付きのミニマップなども追加されており、3DダンジョンRPGが制作しやすくなっているようだ。

「RPG Developer Bakin」は、直感的な操作や高度な機能により、プログラミングなしでもRPGが制作できると謳われているゲーム開発ツールである。本作の機能としては、高低差のあるフィールドを作成できる高機能なマップエディターや、アイテムやキャラクターなどのデータを編集できるデータベースなどが搭載。イベントエディターでは、会話をする/サウンドを鳴らす/選択肢によって分岐するといった機能をもつイベントパネルの組み合わせによって、ストーリーやバトルで発生する出来事が制御可能となっている。同梱のグラフィックやサウンドの素材もあわせて、誰でもRPG制作ができると謳われているのだろう。



アップデートVer1.3では、主に3DダンジョンRPGの制作に役立つ機能が実装されている。バトル関連では、射程やメンバーの並び替えといった機能が追加された。射程では、武器に射程を設定することで、後列に攻撃が届かないといった状況が表現可能。3DダンジョンRPGに存在する、パーティーの前列/後列の概念が導入できるようだ。

またパーティーおよび敵関連では、ユーザーの要望に応えて従来の4名から、パーティー/敵の上限が8名に増加。機能としては、ポートマッピング機能付きのミニマップ表示機能や、「剣+1」といった強化されたアイテムの作成と敵ドロップへの設定、フロントビューの2Dバトル作成に向いた便利機能なども追加されている。新機能によって、3DダンジョンRPGが作りやすくなっているのだろう。

さらにアップデートにあわせて、ゲームギャラリーにシンプルな3DダンジョンRPGのサンブルゲームが追加されており、主要機能の使用例が確認できるそうだ。そのほかプレスリリースによると、レイアウトツール操作の改善など、使い勝手向上や制作可能なゲームの幅を広げるための機能も実装されているという。


RPG Developer Bakin」はPC(Steam)向けに、通常価格税込6980円で早期アクセス配信中だ。