巨大娘と暮らすサバイバルデートシム『SAEKO: Giantess Dating Sim』正式発表。小人として過ごす、巨大娘との命をかけた会話と生活

 

インディーゲームスタジオSAFE HAVN STUDIOは6月22日、『SAEKO: Giantess Dating Sim』のファーストトレイラーを公開した。本作は8月にデモ版が公開予定となっている。


『SAEKO: Giantess Dating Sim』は、少女・冴子に縮められた小人たちの生活を描く、全年齢向けのアドベンチャーゲームである。本作のメインキャラクターである冴子は、人間を縮める能力をもった少女。主人公は、ある日目を覚ますと、彼女に身体を縮められ、身長わずか数cmになっていた人物だ。小人になった主人公は、同じく冴子によって身体を縮められた小人たちと遭遇。学習机の中で個性的な彼らと過ごしながら、全員が生き残る選択を考えることになるという。冴子と小人たちの運命が描かれていく。


主人公は冴子とも会話しながら、状況に対峙する。本作はノベルゲームと説明されており、テキストとグラフィックを中心にポイント&クリック型の仕組みで物語が表現されるようだ。学習机の中においては、主人公は同じく小人にされた個性的な仲間たちと会話し、時間を過ごす。要素としては、小人たちにはパラメーターが搭載。トレイラー内では、穴の空いたレーションを冴子の使っていた髪留めクリップを使って削り、粉を食べるシーンが映されている。システムを使って、学習机の中での小人たちの過酷な生活も描かれるのだろう。

また主人公は、冴子の話し相手にもなるという。スクリーンショットなどを見る限りでは、冴子との会話内では、うん。/いいえ。/どうして?など相槌によって会話が進行するようだ。本作では返事は自由に選べるものの、主人公に対して冴子は巨大であるため、返事には注意する必要があるとのこと。小人たちや冴子自身の運命も変えられるかもしれないといい、冴子との対話が何らかのカギを握っているのだろう。


本作を手がけているのは、東京で活動しているインディーゲームスタジオSAFE HAVN STUDIOだ。newkyp氏やkoh氏を含めた少人数のチームにより、制作がおこなわれているという。本作においては、笛地静恵氏による小説が原作とされている。

本作で企画/シナリオなどを担当するnewkyp氏のツイートによると、同氏は十数年前、巨大娘というジャンルを知らなかった頃に笛地静恵氏による小説に感銘を受けたのだという。そして本作では、笛地静恵氏の描いた「冴子」をモデルとして、シナリオの執筆を開始。当初は途中でオリジナルキャラクターへ置き換えようと考えていたものの、冴子以上に魅力的なキャラクターは生み出せず、まだ冴子のゲームを作りたいとも思い始めたため、冴子の名前を借りたゲームを作ることになったとのこと。本作『SAEKO: Giantess Dating Sim』は、笛地静恵氏による小説に影響を受け、そこから派生した作品となっているようだ。開発者自身の性癖やこだわりが詰め込まれているのだろう。

https://twitter.com/saekogame/status/1671362004026814466


SAEKO: Giantess Dating Sim』は開発中。2023年8月にはデモ版が公開予定とされている。




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