老舗MMO『マビノギ』を“Unreal Engine”で生まれ変わらせるプロジェクトが発表。19周年からの新生、新キャラモデルお披露目
ネクソンは6月17日、MMORPG『マビノギ』のゲームエンジンをUnreal Engineに置き換えるプロジェクト「マビノギ エターニティ」を発表した。このプロジェクトは、『マビノギ』19周年を記念するイベント「マビノギ ファンタジーパーティー」にて発表された。イベントでは、『マビノギ』のメインキャラクターの一人「ナオ」をUnreal Engine向けに作り変えたモデルが公開された。
『マビノギ』は、ネクソンが2004年(日本では2005年)から運営している、基本プレイ無料のMMORPG。日本では「ほのぼの系オンラインRPG」をテーマに自由なコンテンツを楽しむことができる作品だ。サービス開始から19年と、長期間運営している作品。韓国でも根強い人気で、2022年第3四半期の決算説明会では、四半期売り上げ収益がサービス開始以降過去最高となったという(gamebiz)。
「マビノギ エターニティ」は『マビノギ』の現行ゲームエンジンであるPleione EngineをUnreal Engineに置き換え、グラフィックなどを大幅に向上させるというプロジェクト。Pleione Engineはトゥーンレンダリングに適した自社開発のゲームエンジンで、アニメの世界のようなレンダリングを実現させながらも、PCのスペックをあまり必要としないのが特徴であった。しかし、長年利用されてきただけに現行のエンジンではできないことも多く、制限もあった模様。開発スタジオであるdevCAT Studioは、『マビノギ』のサービスを長く続けるための施策として、当プロジェクトを計画したかたちだ。
このプロジェクトの計画は、今年の3月から本格的にスタートしており、今後数年単位でおこなっていくとのこと。今年下半期には、公式サイトにてプロジェクトの進捗を発表するようなので期待したい。
『マビノギ』はPC向けに、基本プレイ無料で配信中だ。