ピノキオ・ソウルライク『Lies of P』期間限定デモ版、100万人以上が遊ぶ大盛況。人形襲い来る陰惨都市、ピノキオの過酷な冒険

NEOWIZは6月12日、ソウルライクアクションRPG『Lies of P』のデモ版が世界累計で100万ダウンロードを突破したことを発表した。デモ版は6月27日までの期間限定で配信中。

NEOWIZは6月12日、『Lies of P』のデモ版が世界累計で100万ダウンロードを突破したことを発表した。デモ版は6月9日から6月27日までの期間限定で配信中。配信から約3日間でのダウンロード数記録達成となる。

『Lies of P』はNEOWIZ傘下のRound8 Studioが手がける、ソウルライクアクションRPGだ。本作は古典童話「ピノッキオ」を題材に、残酷劇として脚色された設定が採用されている。主人公となるのは人形職人ゼペットによって生み出された、まるで人間のような姿をした人形だ。

舞台は19世紀後半から20世紀初頭のベル・エポック時代の、フランスの架空の街クラット。人形産業によって栄えていたクラットの街であったが、ある時人形たちが狂乱し人々の命を奪い始めた。狂気と血の渇きに毒されたクラットで目を覚ました主人公は、ゼペットを探すため街を冒険。狂乱する人形たちと戦い、クラットの街に平和を取り戻すべく戦うことになる。

本作の主人公は左手にリージョンアームという義手を装着している。リージョンアームにはさまざまな能力を付け替えることが可能で、専用のゲージで能力を発動できる。また本作の武器は刃と柄に分かれており、それぞれを付け替えることで性能が変化する。リージョンアームと武器の刃と柄の組み合わせという2つのシステムが特徴となっている。そのほかレベルアップなどによる能力強化も可能。幅広いビルドが可能となりそうだ。



本作に向けては、6月9日から6月27日までの期間限定でデモ版が配信中。Chapter 1とChapter 2の内容が収録されている。このたび配信開始から約3日間で、本作のデモ版が世界累計で100万ダウンロードを突破したことが伝えられている。Steamでは配信後すぐさま最大同時接続プレイヤー数が1万5761人を記録。その後も数日間は5000人~1万人が集まる盛況を博していた(SteamDB)。

本作のトレイラーやスクリーンショットでは、「ピノッキオ」という題材とは裏腹に、陰惨とした雰囲気などが押し出されている。最新のグラフィックで構築された、近代ヨーロッパ風の都市が舞台となる点も特徴。そうしたビジュアル面での前情報やソウルライクアクションRPGである点から『Bloodborne』を想起させるとの声も散見され、ユーザーや海外メディアの間で話題となっていた。またソウルライクアクションRPGというジャンル人気も注目を集めた一因かもしれない。


一方で『Lies of P』においては、先述のとおりリージョンアームや刃と柄の組替えといった独自のシステムも採用されている。今回のデモ版も踏まえて、ゲームシステムや舞台設定など本作の持ち味が、どのようにユーザーに受け入れられるのかも注目されるところだろう。またデモ版のプレイヤーに対してはアンケートを通じてフィードバックが募られており、製品版にプレイヤーの声が反映される可能性もありそうだ。いずれにせよ本作のデモ版は盛況を博しており、9月19日のリリースに向けた動向にも注視していきたい。

Lies of P』はPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに、9月19日に発売予定。Xbox Game Pass向けにも提供予定だ。デモ版は6月27日までの期間限定での配信となる見込み。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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