『ゼルダの伝説』『ドラクエ』などの海賊版入り改造3DSを販売した疑いで中国籍の男が逮捕。故障3DSをフリマで仕入れ修理、海賊版入れ販売した疑い
警視庁板橋署は6月15日までに、『ゼルダの伝説』などのゲームの海賊版をインストールしたニンテンドー3DSをフリーマーケットアプリで販売した容疑で、中国籍の自営業の男性を逮捕した。
警視庁板橋署は6月15日までに、『ゼルダの伝説』などのゲームの海賊版をインストールしたニンテンドー3DSをフリーマーケットアプリで販売した容疑で、中国籍の自営業の男性を逮捕した。共同通信などが伝えている。
署によると、容疑者は壊れたニンテンドー3DSをフリマアプリにて購入。『ゼルダの伝説』や『ドラゴンクエスト』といったシリーズタイトルの海賊版を不正にインストールしたうえでふたたびフリマアプリなどにて販売し、これまで120万円の利益を得ていたと見られるとのこと。容疑者は「修理して販売したことは間違いないが、ソフトをインストールはしていない」と容疑を否認しているという。
なお産経新聞によると、容疑者は今年1月14日ごろ、無断複製したゲームソフト13作品をインストールしたニンテンドー3DSを1万3400円で販売していたとのこと。これにより任天堂やカプコン、スクウェア・エニックスの著作権を侵害していたことが逮捕容疑とされている。
なお、ニンテンドー3DSに向けては5月23日、システムバージョン11.17.0-50が配信。このアップデートによりニンテンドー3DS向けの非公式ファームウェアが従来の方法で新たに導入できなくなっているという(関連記事)。非公式ファームウェアを導入すると、ニンテンドー3DS上で通常では実行不可能なアプリやソフトウェアを実行可能になるとされている。
非公式ファームウェアは自作ソフトウェア利用を目的とするユーザーのほか、海賊版のプレイを目的とする場合にも用いられている側面がある。5月の本体アップデートには本件容疑のような海賊版の利用をけん制する狙いもあったのかもしれない。