絶望タイムリープ探索ゲーム『センチメンタルデスループ』発表、Nintendo Switch版が7月6日発売へ。メンヘラによる死のループと、絶望の結末
qureate(キュリエイト)は6月15日、『センチメンタルデスループ』を正式発表した。Nintendo Switch版が7月6日に、通常価格税込2480円で発売予定。PC(Steam)版が2023年夏に発売予定となっている。また発表にあわせて、各ストアページが公開されている。
『センチメンタルデスループ』は、メンヘラの親友による死から脱出する、絶望タイムリープADVである。本作の主人公・朝陽乃愛は、人当たりがよく誰にでも優しく接する大学生だ。ある日彼女は、同じ大学に通う月代音夢の自宅へと向かっていた。友人の月代音夢から、誕生日祝いをしたいと誘われたためだ。
しかし、主人公が通された部屋で写真を見ていると、月代音夢が豹変。彼女は支離滅裂な様子で包丁を取り出し、朝陽乃愛の体へと深く突き刺す。朝陽乃愛は、何度も包丁を振り下ろされるうちに意識を失ってしまうが、気がつくと再び月代音夢の部屋にいた。朝陽乃愛は、親友による死から抜け出すべく、絶望のループを繰り返すことになる。キャラクターとしては、なまけ癖のある火口明音と真面目な速水涼楓も登場。絶望の結末と死のループが描かれていく。
主人公の朝陽乃愛は、月代音夢の自宅を探索して運命に立ち向かう。本作では、月代音夢の自宅が見下ろし視点で表現されている。プレイヤーは朝陽乃愛を操作し、月代音夢の自宅内を探索。アイテムやヒントを手に入れて、、ループからの脱出を目指す。アイテムを組み合わせたり、パスワードを解いたりするような要素もあるようだ。ただし本作では探索中、月代音夢が包丁を手に襲ってくる。刺されるとタイムリープしてしまうため、時には手に入れたアイテムを罠として活用。彼女を足止めしながら、探索を進めるようだ。
また本作ではタイムリープによって新たな情報を得て、運命を変えられるという。ループを繰り返し、絶望の結末を乗り越えながら、解決を目指していくのだろう。そのほか本作では、日本語フルボイスに対応している。
本作を手がけているのは、臼田裕次郎氏の率いる国内のメーカーqureateだ。同氏は、『バレットガールズ』『オメガラビリンス』などに携わってきたゲームプロデューサー。qureateの過去作としては、『デュエルプリンセス』や『くっころでいず』などをリリースしている。『ビートリフレ(マッサージフリークス)』においては、その内容のためかNintendo Switch版が発売延期となるなど、セクシャルな要素を含むゲームを中心にリリースしている。しかし、本作はかなりサスペンスおよび、探索による危機脱出に重点を置いた印象だ。似た路線の同メーカータイトル『廃深』に続く、やや珍しいテイストの新作展開といえるだろう。
本作においては、臼田裕次郎氏が企画原案/プロデューサーを担当。『俺の有休恋物語』などに携わってきた武藤隆義氏がシナリオ、みず氏がキャラクターデザインを務めているようだ。
『センチメンタルデスループ』は、Nintendo Switch版が7月6日発売予定。通常価格は税込2480円で、7月5日までの期間ニンテンドーeショップでは10%オフのセールが実施されている。また本作PC(Steam)版は2023年夏発売予定だ。