『ペルソナ3 リロード』PS4/PS5/Steam向けにも発売へ。グラフィック刷新やサイドエピソード追加と共に蘇る『ペルソナ3』
アトラスおよびセガは6月14日、『ペルソナ3 リロード』の追加プラットフォームを国内向けに発表した。本作は6月12日の正式発表時点では、Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Windows)およびXbox Game Passへ対応予定とされていた。今回の発表では、PlayStation 4/PlayStation 5/PC(Steam)にも対応することが明らかとなっている。
『ペルソナ3 リロード』は、グラフィックなどを刷新した『ペルソナ3』のリメイク作品である。オリジナルの『ペルソナ3』は、アトラスから2006年に発売されたジュブナイルRPGだ。舞台は、1日と1日の間に影時間なる隠されし時間が存在する世界。24時から始まる影時間は普通の人間には知覚できず、謎の怪物シャドウとペルソナ使いたちの戦いが密かにおこなわれていた。
主人公は、港区の人工島ポートアイランドにある月光館学園高等部へ編入してきた高校2年生だ。10年ぶりに港区へ戻ってきた主人公は、影時間に迷い込んでしまい、ペルソナ能力に覚醒。ペルソナ能力者の集まる組織・特別課外活動部へ加入し、シャドウ討伐やタルタロス探索を目的に活動することとなる。要素としては、弱点を付くと追加ターンが得られるターン制バトルや、キャラクターとの交流が強さにつながるシステムなどが搭載。怪物に襲われた影人間が増加する中、シャドウや影時間といった世界の謎を置いながら、主人公の運命が描かれていく。
また『ペルソナ3』では、本編後の後日談などを追加した『ペルソナ3 フェス』や、女性主人公を追加した『ペルソナ3 ポータブル』なども発売されてきた。
本作『ペルソナ3 リロード』では、そんな『ペルソナ3』が最新ハード向けに生まれ変わるそうだ。まずグラフィックが刷新されている。キャラクターたちは、オリジナルではデフォルメされた3Dモデルで表現されていたが、今作では頭身が上がっており、『ペルソナ5』に近いグラフィックで表現されている。グラフィック面では背景やUI、2Dイラストも刷新されており、4K解像度および60fpsの最新ハードに対応。操作面では、細部にも及ぶ調整により遊びやすく調整されているという。また要素としては、キャラクターのサイドエピソードや、掛け合いのセリフ、ボイスシーンなどが追加されている。OPを含めた作中アニメーションも新規制作されており、『ペルソナ3』の世界がより鮮やかに精細に描かれるのだ。
そのほかファミ通.comのインタビューによると、本作はオリジナル版『ペルソナ3』のリメイクであり、『ペルソナ3 フェス』の後日談や、『ペルソナ3 ポータブル』の女性主人公は含まれていないという。ただし同インタビュー内で、プロデューサーの新妻良太氏は「『フェス』で追加された本編内の要素が『リロード』にいっさい入っていないというわけではありません」と発言している。『ペルソナ3 フェス』においては後日談以外に、HARDモードや新規ペルソナなども追加されていた。『ペルソナ3 フェス』から、具体的にどういった要素がリメイク版へ収録されるかは定かではないものの、サイドエピソードなどの追加以外にもオリジナルの『ペルソナ3』からの変更があるのだろう。
『ペルソナ3 リロード』は、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Windows)向けに2024年初頭発売予定。Xbox Game Passにも対応予定となっている。