『ファイナルファンタジーVII リバース』では“少なくとも1万メートル規模の大移動”が可能か。広大マップ示唆するUI表示に注目集まる

スクウェア・エニックスは6月9日、『ファイナルファンタジーVII リバース』を2024年初頭に発売すると発表し、最新映像を公開した。同映像における画面上部のコンパスのUIでの表示に注目が集まっている。

スクウェア・エニックスは6月9日、『ファイナルファンタジーVII リバース』を2024年初頭に発売すると発表し、最新映像を公開した。同映像における画面上部のコンパスのUIにて「1万メートル以上先に目標地点がある」ことが注目を集めている。


『ファイナルファンタジーVII リバース』(以下、FF7 リバース)は、『ファイナルファンタジーVII』をオリジナルとしたリメイクシリーズの新作だ。リメイクシリーズは三部作となる予定で、同作は『ファイナルファンタジーVII リメイク』(以下、FF7 リメイク)に続く第二作目となる。

『FF7 リバース』ではミッドガル脱出以降の物語が描かれることは判明していたが、その詳細は謎に包まれていた。一方で6月2日からは本作公式Twitterアカウントにて、主要スタッフたちがユーザーの質問に答えるかたちで、ゲーム内容などを示唆する情報が次々と明かされてきた。そして6月9日に公開された映像により、カットシーンや本格的なゲームプレイが披露されることになった。

映像でのゲームプレイには戦闘シーンやフィールドを移動する場面が含まれており、レッドXIIIやユフィなども参加し、協力しながら戦うバトルの様子もお披露目。一方で映像内にさりげなく表示された情報がユーザーの注目を集めている。2分27秒ごろのユフィの戦闘シーンにて、画面上部のコンパスのUIに表示された「約1万メートル先の目標」である。

コンパスのUIは前作『FF7 リメイク』においても存在。目的地がある方向と距離を指し示すUIとなっていた。ナビマップ(ミニマップ)とあわせて、プレイヤーの攻略がスムーズになるよう助ける機能だろう。今作『FF7 リバース』においても引き続き用意されるようで、映像では青い「!」マークのアイコンのほか、数種類のアイコンがコンパスに表示されていることが確認できる。


注目されているシーンにおいては、1万メートル以上先に目標地点があると表示。前作ではエリアごとにマップが区切られた方式となっており、エリアを跨いでいても目標までの距離は長くとも数百メートルであった。『FF7 リバース』でもエリアを区切る方式が採用されるかどうかは不明ながら、映像などからは前作よりも広いフィールドが存在すると見られる。そして目標までの距離表示においては、文字どおり前作とけた違いの数字となっているわけだ。

本作公式Twitterアカウントでは、『FF7 リバース』ではさまざまな表情をもつ広大な世界を、高い自由度と多彩な物語で旅していくことになると伝えられている。広大なフィールドが用意され、少なくとも目標から約10キロメートル以上遠ざかれるような規模の世界を旅できるのだろう。

またそうした広大なマップを移動する手段も用意されそうだ。映像では、チョコボに乗って移動するシーンが存在。ただ10キロメートル以上を移動する手段としては、従来シリーズのチョコボの体感速度は心許ない。オリジナル版ではワールドマップの小さな縮尺により、チョコボで世界を高速移動できた。そうした工夫もありえるほか、大規模なマップを素早く移動する手段も用意されるかもしれない。


なお本作ディスク版は“ディスク2枚組”で発売されることが明かされている。PS5のディスクは1枚につき最大100GBのデータを保存できるとされている(PlayStation.Blog)。つまり本作は100GB~200GB級のゲームになるということだろう。大ボリュームのデータ量は、広大かつ多彩なロケーションが詰め込まれたマップを期待させる。コンパスでの「約1万メートル先」との目標表示はそうした事前情報とあわせてゲーム内容の想像をかき立てる情報であり、注目を集めたかたちだろう。今後発売に向けて明かされるかもしれない続報にも注目しておこう。

『ファイナルファンタジーVII リバース』は、PS5向けに2024年初頭発売予定だ。




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Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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