『オーバーウォッチ2』シーズン5パッチノート公開。ライフウィーバーいろいろ強化、トレーサーは武器の拡散率上昇で弱体化

Blizzard Entertainmentは6月13日、『オーバーウォッチ2』シーズン5のパッチノートを公開した。トレーサーの弱体化やライフウィーバーの強化の詳細などが明かされている。

Blizzard Entertainmentは6月13日、『オーバーウォッチ2』シーズン5のパッチノートを公開した。シーズン5は日本時間では明日6月14日の開幕となる見込み。パッチノートでは、トレーサーの弱体化やライフウィーバーの強化の詳細などが明かされている。

今回のアップデートでは先日明かされていたヒーローたちの調整に加えて、ロードホッグやリーパー、トレーサーなどにも調整が実施される。タンクヒーローではジャンカー・クイーンに加えて、ロードホッグにも調整が実施。アビリティ「テイク・ア・ブリーザー」に、味方から受けた回復量を向上させる効果が追加される。

■タンク
ジャンカー・クイーン

アルティメットアビリティのコストが15%増加
・コマンディング・シャウト
自身に付与される追加ライフが200から150に減少

ロードホッグ
・テイク・ア・ブリーザー
アビリティ終了後の2.5秒間、味方から受けた回復量が50%増加するように

ダメージヒーローはキャシディ/メイ/ハンゾー/ウィドウメイカーに加えて、リーパー/トレーサーも調整対象に。トレーサーのパルス・ピストルは、これまで意図したよりも弾の拡散率が低く設定されていたといい、より拡散するように調整が実施される。

■ダメージ
キャシディ

・マグネティック・グレネード
最大投射距離が10mではなくなる
1.5m離れた敵に磁力を与え、最大1秒間追いかけるように
衝撃ダメージが0から10に増加
爆発ダメージが120から70に減少
スタックしたターゲットの移動速度を30%遅くするように
スタックしたターゲットに「Hindered」のステータス効果が付与され、移動アビリティが中断され、発動できなくなる

ハンゾー
・嵐ノ弓
最大ダメージが125から120に減少

メイ
・凍結ブラスター
1秒あたりのダメージが100から55に減少
プライマリファイアのスロー効果が常に40%ではなく、30%から50%で変化するように
プライマリファイアが当たると、最大75%減速させるスロー効果を1.5秒間ターゲットに蓄積させる
セカンダリファイアが当たると、スロー状態の敵を爆発させて追加で40ダメージ与えるように

リーパー
・レイス・フォーム
移動制限効果(マグネティック・グレネード/スティール・トラップ/グラビトン・サージなど)を受けている間発動できなくなる
トレーサー
・パルス・ピストル
拡散率が15%増加

ウィドウメイカー
・ウィドウズ・キス
スコープ時射撃ダメージの距離減衰の最小・最大範囲が70m~100mから40m~60mに縮小
距離減衰によるスコープ時射撃ダメージ減少率が最大30%から50%に増加



サポートヒーローではライフウィーバーにさまざまな調整がおこなわれるほか、モイラにも調整が実施される。リーパーと同じく、移動制限効果中にフェードが使用できなくなるかたちだ。

■サポート
ライフウィーバー
背中の花びらの飾りのサイズとヒットボックスが10%縮小
・ヒーリング・ブロッサム
最大回復量が65%から75%に増加
・ソーン・ボレー
1発のダメージが5から6に増加
射出半径が0.1から0.125に拡大
弾数が60から70に増加
・ペタル・プラットフォーム
歩行可能エリアが15%拡大
リフトが発動するエリアが初期配置後、半径2mから0.75mに縮小
・ライフ・グリップ
クールダウンが20秒から16秒に減少
対象の味方の体力を50%回復するように
・ツリー・オブ・ライフ
アルティメットコストが8%増加

モイラ
・フェード
移動制限効果(マグネティック・グレネード/スティール・トラップ/グラビトン・サージなど)を受けている間発動できなくなる

そのほか変更点として、未完了のウィークリーチャレンジの進捗状況がリセットされなくなるようになる。前週のウィークリーチャレンジの進捗が保持されるため、バトルパスを進行させやすくなるだろう。また勝利数が条件となっていたウィークリーチャレンジは廃止され、代わりに勝利・敗北問わずマッチ完了で進行するチャレンジが用意される。条件となるマッチ数は2倍に設定されるものの、勝利によって2マッチ分進行するため、完了までに必要な最短マッチ数は変化しないとのことだ。また各種調整・不具合修正も実施予定。詳細はこちらのパッチノート(英文)を確認されたい。

さまざまな調整がほどこされる『オーバーウォッチ2』シーズン5。なおメイやキャスディのアビリティ調整には、ソフトクラウドコントロールとされる緩めの移動制限効果を追加狙いがあるそうだ。前作からの移行にあたって多数のアビリティから削除されていたクラウドコントロール系効果(相手の操作を一時無効化したり、動きを抑制したりする効果)が、緩められて復活するかたちとなる。これによる環境の変化も注目されるところだろう。なお開発チームは“前作と同じ状態に戻したくない”とも説明しており、クラウドコントロール系効果については削除も視野に入れて慎重に検討されていくとのことだ(関連記事)。

オーバーウォッチ2』はPC/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに基本プレイ無料で配信中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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