イモムシ冒険アクション『I Am A Caterpillar』正式発表。“蝶々になりたくない”イモムシが森を縦横無尽に這いまわる


個人開発者のDevFatiguedは6月11日、デジタルイベント「Wholesome Direct 2023」にて、『I Am A Caterpillar』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信日は未定とのこと。

『I Am A Caterpillar』はイモムシを主人公とする、3Dアクションゲームだ。プレイヤーは蝶々に羽化したくないイモムシを操作し、森を自由自在に這いまわる。和やかな雰囲気の森の中、ちょっとわがままなイモムシとなって人生ならぬ“虫生”を謳歌する作品だ。自由気ままに森を探索し、イモムシ視点で世界を見るのが本作の魅力のひとつとなるだろう。


本作はカジュアルに楽しめる、非暴力的な探索アクションゲームだそうだ。本作の主人公であるイモムシは、蝶になりたくない変わり者。どこまでもイモムシらしく行くのが本作の特徴だ。地面はもちろんのこと、ツタや原木など、いろんなものの表面を這うイモムシのかわいい姿が楽しめる。またトレイラーでは、軽快にジャンプアクションを決めるイモムシの姿も確認できる。這うだけではない、多彩なアクションにも期待できそうだ。

ひとりでの探索に疲れたら、カタツムリやカエルなど、森の住人の困りごとを手伝ってみるのも良いだろう。森の住人たちと友達になれば、探索の一助になってくれるかもしれない。ほかにも、森に散りばめられたパズルや、探索に役立つスキルなども用意されているそうだ。



本作の特徴のひとつとして、“上下の概念があいまい”な点が挙げられる。プレイヤーキャラクターは物の表面を這って移動するイモムシなので、視点も移動とともに移り変わっていくわけだ。小さなイモムシになることで、一風変わった視点を楽しむことができるだろう。

本作を手がけるのは個人開発者のDevFatiguedことJoe P.氏。同氏はこれまでitch.ioにて複数のゲームを開発してきた。『I Am A Caterpillar』はそんな同氏がSteam向けに手がける初の作品となるようだ。幼虫視点でしか見ることがかなわない、新鮮なイモムシ体験に期待したい。

『I Am A Caterpillar』は、PC(Steam)向けに配信予定だ。