インディーデベロッパーのDevm Gamesは6月8日、『Super Adventure Hand』を発表した。対応プラットフォームはPC（Steam）で2023年に発売予定。Steamストアページによると、日本語表示にも対応予定。現在Steamで無料デモ版が配信されている。
『Super Adventure Hand』は物理演算を使ったアクションパズル。主人公は文字通りそのまま“手”だ。親友の“腕”を悪しき足たちに誘拐されてしまった主人公は、腕を救うため全身を活かしてパズルのしかけを解き、ゴールを目指す。
手はジャンプができ、指で物を掴んだり、投げたり、運んだりすることができる。また、手ならではのアクションとして、デコピンで物を飛ばしたり、指を鳴らして特定のキャラクターを呼び寄せたりできる。壁に向かってジャンプすることで張りつくこともでき、そのまま壁を歩くのもお手のものだ。
また、手の見た目はカスタマイズが可能。デモ版の仕様から見るかぎり皮膚のトーンは最初から選べる様子で、ステージ内に落ちているThimbles（指ぬき）を集めると、さらに自由に見た目が変更できる。デモ版ではさまざまなパターンのネイルカラーや指輪の用意がされており、腕には時計やリストバンドを巻くことができる模様。手を美しく着飾れるコレクション要素も、本作の魅力のひとつになりそうだ。
筆者がデモ版を遊んだ限りでは、見た目のインパクトの強烈さもさながら、パズルなど手堅くまとまったアクションゲームという印象だ。「主人公が手」というデザインを活かし、掴めそうな場所や運べそうなもの、動かせそうなものが直感で伝わってくるような工夫も感じられた。ステージクリア時間によるランキングがあり、クリアタイムをほかプレイヤーと競うのも楽しそうだ。また、風を吹き出す土管や登れない氷の壁など、さまざまなステージギミックの体験ができた。デモ版では本稿執筆時点で9ステージ遊ぶことができる。もし興味があれば遊んでみてはいかがだろうか。
開発元のDevm Gamesはスウェーデンに拠点を置くインディーデベロッパーだ。ブラウザゲームやモバイルゲームを中心に制作。オーストラリアのSMG Studioと共同開発した引っ越しシム『Moving Out』など、PCやコンソール向けのゲームも開発している。
『Super Adventure Hand』は2023年にPC（Steam）向けに発売予定。
