SF農業ライフシム『One Lonely Outpost』Steamにて6月27日早期アクセス配信開始へ。たったひとりで不毛の惑星を開拓し、やがてやってくる入植者たちと交流

 

パブリッシャーのFreedom Gamesは6月8日、『One Lonely Outpost』の早期アクセス配信を6月26日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページ表記によると、国内での配信は時差の関係で6月27日になるようだ。

『One Lonely Outpost』はSF農業ライフシミュレーションゲームだ。プレイヤーは開拓者となり、前人未踏の惑星に入植。ネコ型ロボットの相棒とたったふたりで、あとからやってくる入植者のためにコロニーを建設することになる。荒涼とした大地が広がる惑星には、作物を育てることができる土も、呼吸可能な大気も存在しない。生きていくためにはまず土を肥やし、水を確保し、大気を呼吸できるような成分に変えていかなくてはならない。そうして少しずつ環境を整えて農業をおこない、持続可能なコロニーを建設していくのだ。開拓に臨むプレイヤーは、多目的テックガントレットなるものを装備している。トレーラーではガントレットから水を汲んで作物に撒いたり、鉱山を発破して採掘しているところが確認できる。ガントレットはアップグレードも可能とのこと。不毛な惑星の開拓には頼れるツールになるだろう。


プレイヤーは永遠にひとりきり(あるいはロボットとふたりきり)でいるわけではなく、ゲームの進行に応じてコロニーには住人が増えていく。住人の依頼などにこたえることで、さらにコロニーを発展させていくことになるようだ。住人と絆を深めることで恋愛関係に発展することもあるという。キャラクターたちとの交流も魅力のひとつになりそうだ。そのほか、食事のメニューを用意したり、魚や虫を集めてコレクションしたりといった要素もある様子。また、惑星にはかつてエイリアンが遺した不思議な遺跡が存在。それら遺跡の探検・調査など、惑星の探索要素も重要なものになっているようだ。


本作の早期アクセス配信期間は、最大で1年を予定。早期アクセス配信開始時点ですでに多くの要素が実装されており、ストーリーはひと通り遊べる状態とのこと。今後はプレイヤーのフィードバックを受けながら、クエストや建築物の追加などコンテンツを増やしていき、完成したと感じられるまで制作を続けていきたいという。要素の追加にともない、価格の変更も検討しているとのこと。早期アクセス配信開始時点では日本語表示に対応していないようだが、Epic Games ストアのページには対応言語に日本語の記載がある。将来的には日本語表示に対応する予定があるかもしれない。

開発を手がけるのはアメリカ・カリフォルニア州に拠点を置くAurorian Studios。本作の制作のために設立され、2020年にKickstarterでクラウドファンディングキャンペーンを実施し、約2200人からおよそ12万ドル(1670万円)の支援を集めている。期待を集め開発されている、惑星の開拓と住民との交流の日々に期待したい。

『One Lonely Outpost』は6月27日よりSteamにて早期アクセス配信開始予定だ。